ネパール、古都とヒマラヤを感じる旅-48、チャングナラヤンの街に入る

(注:これは震災の直前にネパール旅行をしたときの旅行記です。一日も早い
復興を心より祈念致します。)
さて、石畳の道を奥に進んで行こう。
入場料は一人100RP(約100円)。
素晴らしい。
この風情は日本で言うたら、金比羅さんの参詣道を行くようなもんかもしれん。
両側に赤い煉瓦造りの家がのんびりならんでいる。

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いつ頃出来たもんかはわからんけど、所々古くて所々新しいような気がする。
景観を変えんように伝えられて来た街やとわかる。

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不思議なことにと言うか当たり前というか、ここまできたら観光客が一杯いて
はる。両側から声がかかる。日本語の声がかかる。
何故かうれしい。買わへんけど、返事はしよう。

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今、これを書きながら写真をみて懐かしい。
しかし、この赤い煉瓦の街があの震災で殆ど壊滅的な被害を受けたと聞いた。
本当に胸が痛む。亡くなった人が一人でも少ないように。又、一日も早い復興
を願うばかりだ。
寺の門につく前に祠のようなものがあった。

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これもかなり古い。子ども達が集まって何か儀式のようなものをしてるんやろか?

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で、この入り口をくぐって中に入る。

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かなり広い寺院だ。

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それにかなり古そうだ。

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ここは仏教の寺ではなくてヒンズーの寺だ。神様が違う。
ヒンズーは仏教も包含するのだそうやから一緒かもしれんけど。
ガルーダ神? ビシュヌ神? 何や覚えられへんけどインドやネパールでよく
見るお顔がいっぱいいてはる。

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裏に回ると、えらい何や騒がしい。
坊さんやらが集まってなにか言い合ってる。

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喧嘩のようでもないし、口論のようでもないけど、もめてないこともなさそうだ。
他の人も一緒に騒いでる。

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坊やは関係ない。
でもたいしたことではなさそうだ。
殆どの人が暇そうやし、平和なとこだ。

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犬も平和に寝てはる。
上を見ると、これはすばらしい。木彫りの千手観音みたいな仏様が祀られている。

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こういう空気だいすきだ。良い感じだ。

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おっと、例のシバ神のリンガがある。

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パワーが頂けるかしら?
こういう風に赤いなにかをなすりつけてるのをよく見るんやけど、どんな意味
があるんやろ?

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さすが世界遺産。
見応えがある。
この遺跡がどこまで残ったのか、とても残念でならない。

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ありがとうございました。