(注:これは震災の直前にネパール旅行をしたときの旅行記です。一日も早い
復興を心より祈念致します。)
さてチャングナラヤン寺院は堪能したような気がする。
容貌魁偉な神様たちに元気をもらえたような気もする。
そろそろカトマンズへ向かおう。ここへ来るのにナガルコットから山道を辿っ
てきてよかった。このコースはすばらしい。ネパールの穏やかな山村と何処ま
でも雄大な山の風景を堪能できた。頭の中に一杯スケッチが蓄えられたような
気がする。
帰ったら一杯絵をかくぞっていう気がたまってきた。
帰り道も同じ参道を戻る。
何かええもんはないかと冷やかしながら歩く。
歩いてるうちに人形劇の人形みたいなのを見つけた。上から糸でぶらぶらする
やつだ。面白そうなんでアジア流に値切りながら一つ買った。
ついでにトイレ貸して欲しいと頼むと、「ここにはない」って簡単に断られた。
バス乗り場に行けばあるからと言う話だ。どうも土産物屋街にはトイレはない
ようだ。そのままいろんな店を冷やかしながら歩く。
たいした収穫はないまま、バス乗り場のある広場に着いた。
2時間近くバスに乗るはずやし、途中で何が起こるか分からへん。やっぱりトイレ
は行っておきたい。それで、広場の店で聞いてみた。
「その奥にあるよ」と言うことだ。
ちょっと強烈ではあったが大きな問題は無い。用を済ませてバスを探す。
もうバスは到着していて客も乗っている。
カトマンズ行きであることを確認してから中に入って座る。最初は空いていた
のに結構混んできた。それにしても60RPは安いなあ。
近くに座ったネパール人が盛んに話しかけてくる。日本語を勉強していて、日
本語が使いたいらしい。それなりに相手してあげたいけど、疲れてるんで結構
面倒くさい。ごめんね。
なんだかんだの内に殆ど満員になって出発だ。
このコースはナガルコット行きと違って山道が殆どない。
順調に街道を走る。
バグダブルの街まで30分程で着いた。
順調だ。
このバスは全くの路線バスらしく、彼方此方でとまる。バス停があるのかどう
かわからんとこにも停まる。どういう仕掛けかはようわからん。
もうびっしり満員で立ってる人も多い。暑いけど冷房はないんで立ってると結
構つらいと思う。乗る人も多いけど降りる人も多いんで座席の人は結構入れ替
わっている。
最初は村人たち、次には学生のような人達、その次には勤め人のような人達、
場所によって人間模様が違ってる。
いろいろ想像してるうちにカトマンズが近づいてきた。
やっぱり大都会やなあって思う。
そのうち、バスの乗務員が、「ホテルはどこや?」って聞いてきた。「タメル」
って言うとここで降りろという。
どうやら着いたらしい。
やれやれ、結構楽しかったやんか。
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ありがとうございました。