ネパール、古都とヒマラヤを感じる旅-18、フォクシンへ、その2

(注:これは震災の直前にネパール旅行をしたときの旅行記です。一日も早い
復興を心より祈念致します。)
牛さんはえらい威張ってる。
ように見える。あぜ道の真ん中をどうどうと歩いてくる。まあ、それが当然な
んかも知れんけど。
畑の中を歩くは不安やなあ。大丈夫なんやろか? 途中でどこも行かれへんよ
うにならへんやろか?
ちょっと来た道を振り返ってみよう。

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すごい。ヒマラヤが見えるやんか。
大きいなあ。そうかこんな景色やったんか。
あの尖ったやつがアンナプルナかなあ。

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こんなんやったら何時まで見てても飽きへん。
昨日これが見たかったなあ。
山の上まで行ったらもっと見えるやろ、急がなあかん。
前方では農作業の最中だ。

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邪魔をしたらあかんのだ。
それで又振り返る。
やばい、もう雲がかかり始めてる。

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こういうのは一瞬なのだ。今で8時すぎ。これからどんどん雲がかかっていく
やろなあ。上に着いたら10時半は過ぎてるやろからもしかしたら見えへんかも
知れんなあ。
気を取り直して先を急ぐ。
あぜ道を抜けて広い道に出た。

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さてどちらに曲がろう。ネットで見た情報では確か右の方に吊り橋があったよ
うな気がした。右に行こう。
(結果的には大間違い。左に行くのが正しかったけど、この時点ではわからない)
先に進むと左手に河がある。

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えらい谷が深そうだ。
吊り橋はこの辺りにあるんやろか?
えらい急な階段があるで、太いパイプもある。

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これがネットで情報が載ってた発電所用のパイプらしい。と言うことは危険な
方のルートに来てしまったわけだ。
確かに下の方に吊り橋が見える。

ここまで来たらこの階段を降りきって向こうに渡るコースを取るしか無いようだ。
怖いけど行ってみよう。

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ありがとうございました。