(注:これは震災の直前にネパール旅行をしたときの旅行記です。一日も早い
復興を心より祈念致します。)
さて、それでは旅行記に戻る。
ポカラの街はタクシーは無いことはないけどあんまり沢山走ってない。オート
リクシャもあんまり見いへん。市街地からシャングリラホテルまではかなりあ
ったんで、ホテルの車を手配できてよかった。
ホテルの前で降ろしてもらった。
シャングリラって言うからどんな豪華なホテルかって思てたけど、簡素な山小
屋風のホテルに見える。もしかしたら帰りに寄ってみよう。
運転手さんが村の人に聞いてくれた道は左に向かう道だ。しっかりしたええ道
なんで迷うけど、ネット情報とわしの勘では真っ直ぐ南だ。
ここからの道が歩き難い。舗装工事中でごろごろ石のバラスが敷いてあるだけ
だ。端を歩いても足が痛い。やっと抜けたら正面に学校が見えた。
ここを右に行くか、左に行くか迷う。結果的には右に行けばよかったけど、頭
の中には吊り橋は右手という間違った考えがこの時にはあったんで右に行った。
学校の前まででると、おっちゃんがいて、「ナマスティ」というと、にっこり
笑って、「ナマスティ」と返してくれる。
挨拶してそのまま通り過ぎようとしたら、呼び止められ。
何か一生懸命喋ってはるけど、ようわからん。わしらの英語力ってたいした事
ないんで早口で喋られるとようわからんのだ。
顔は笑ってるけど、腰に手をやって、ナイフを触りだした。
わしの友人は巨大な望遠レンズのついたカメラを持っている。
それを指さして何か言ってるようでもある。
びくっとなる。もしかしたらお金か何かを出せって言うてはんのやろか?
カメラをくれって言うてはんのやろか?
不安がつのる。
そんな雰囲気とはちゃうけどなあ。
よう話聞いてたら、ナイフ持ってるところをその立派なカメラで写してくれと
言うことらしい。おっちゃんは腰につけたナイフが自慢のようなのだ。
友人がカメラを構えて写してたら、周りに子ども達も集まって来た。
どうも学生と管理人という感じかもしれん。
皆一緒に友人のカメラに写してもらった。
友人が、「後でデータ送るよ」って言うたら、わしらを学校の門のところに連
れて行く。そこにhpのURLが書いてあった。
さて、無事に遅れたやろか?
それに彼らはこの大地震で無事やったんやろか。今となってはそれが気にかかる。
さて、彼らと別れて前に進む。
すぐに道がなくなった。
もう前は広々とした畑だ。牛がいてはる。
前方に行こうと思うとあぜ道を通るしかないようだ。仕方ない、このまま前に
進もう。
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ありがとうございました。