さて晩飯を食いに行こう。千登勢屋旅館から、仙台の繁華街、国分町までは歩
いて少々って思ってたら意外と距離があった。「おいしい牛たん」につられて
歩く。いかにもという飲み屋さん、食いもん屋さんが賑やかに並んだ一角にそ
の店があった。一緒に行った友人の1人が仙台に暫く仕事で住んでいたことが
あったんでその記憶を頼りに連れてきて貰ったのだ。
仙台では前にも牛タンの店に行ったことがある。そこもおいしかったんやけど、
こっちの方が牛タン発祥の店やし、独特の味わいやから一度行っておくべきや
と言うことだったのだ。
なるほど見るからに美味そうな雰囲気が漂っているではないか。
もうお客さんの姿も見える。
時間は早いけどガラガラではない。
中に入ると、ええ匂いが漂っている。おいしい空気も漂っている。
今は席がそこそこ空いてるけど、すぐに満員になるやろから詰めて座ろう。
食べる前から幸せ感が湧いてくる。
カウンター前に座ると、目の前にタンが積み上げてある。
一口大に切り揃えて、一切れごとに切れ目が入っている。美味しく食べるため
に丁寧に下拵えをしているようだ。
おいしそう。
どこの肉か聞いてみたら、美味しい肉が安定供給されることが一番大事なんで
今はカナダから買っていると店主らしい人が教えてくれた。
その横で2代目?らしき人が肉を焼いている。
ジュウジュウ美味しそうな音の上から匂いも立ち上がってくる。
常連さんらしき人たちも一言二言言葉を交わしながらおいしそうに食べている。
食べてる景色が絵になる店だ。
わしらの肉もこんな具合。
白菜の浅漬けみたいなのが付いている。これと肉を混ぜて食うと漬け物の塩味
が肉に加わってタレなんかは必要がない美味しい味になる。
程よい歯ごたえと歯触り、程よい癖がかえって食欲をそそる。
ビールとこれがあったらいくらでも食べれそうだ。
「お代わり」と喉まででかかってるが、折角の仙台やからもう一軒行きたいと
こがある。
涙を飲んでご馳走さんをする。
やっぱり仙台は牛タンがおいしい。
この店のは特別おいしい。
と言うてもまだまだ美味しい店が一杯有るんやろなあ。
食いもんの道は奥が深い。
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ありがとうございました。