重慶に旅に行った時だが、到着した夜に晩飯を何にしようかと考えた。
一応は有名だと言う小吃街に行ってみた。いろいろ迷ったが、何となく
衛生的に問題があるという不安がよぎった。思い過ごしだろうが、今回
はあまり運が良くないので、食べ物まで当たったら大変だ。
それで踏み切る勇気がでないで悩んだ末、やっぱり重慶だから火鍋にしよう
と思った。しかし、店がわからない。適当に当たりをつけて、客が多そうな
店に入った。
まず、ビールを飲んで考えよう。
重慶だから重慶ビール。安直だが、美味しい。
どこへ行っても青島ビールはあるが、そればかりでは味気ないので御当地
ビールを飲むことになるが、当たり外れは結構ある。
ここはやはり大都会。ビールの味も平均以上だ。
実はバイヂュウも一緒に頼んだのだが、忘れられてしまっている。
結局キャンセルだ。
本当はバイヂュウの味を試したかったのに残念だ。
テーブルに火がつけられた。いつもの「ゴー」と言う音がする。
中国でこの音を聴くと安心だ。「火力が強いぞ。美味しいぞ」という気持ちに
なる。
具も野菜たっぷり。新鮮でおいしい。
しかし、肉と魚が新鮮とは言えなかったのは残念だ。
この鍋はやはり辛い。火鍋だからあたりまえだが、辛くて旨い。
半分半分の鴛鴦鍋とは違って、真ん中の小さい部分が辛くないところ。
土地柄だねえ。皆、辛いのがいいのだ。
たっぷりの香草。いつも、追加で注文している。
これがあると幸せだ。
それで、やっぱり食べ過ぎの晩飯であった。
毎週金曜は、酒や茶に関する話です。