映画、「ションヤンの酒場」

もう随分前に見た映画だ。今みたいに中国に沢山行き始める前に
の頃だから7年前くらいだろう。中国題は「生活秀」。
今回、重慶に旅行にいったので思い出したのだ。
舞台は重慶、吉慶街という小吃街だ。しかし、重慶に吉慶街は
実際にはないと思う。中国の人は、この舞台は重慶ですらないと
いうがまあそれはどうでも好い。
そこで名物の鴨の首の料理をだす美人女将がいて、それを目当てに
来る客がいる。本当の目当ては女将か鴨かって?
居心地の良い一杯飲み屋があって、ちょっと惹かれる女将がいて、
そんな店があるといいなあ。
そして、色恋沙汰があって、見ている間に思いが入って、気持ちは応援
しているが旨く行かない。やっぱり人生は厳しいってわかって
それでも頑張って生きていく。
そういう映画は見ていて元気がでる。
そういう映画が最近の中国映画では少なくなったような気がする。
この映画のヒロインの喋り方も感じがよかった。声がいい。
それに、「○×▲△・・・ア」って最後にしり上がり気味に「ア」
をつけて、強調にしたり、念押しにしたり、疑問にしたり、
使い分けするのはよくあるが、きれいにかっこよく使ってるなって
何故か思った。
この女優よかったなあ。その後どうしたんだろう。

これは重慶の小吃街。映画の舞台の雰囲気と少々違うが、まあ、こんな
風であってもいい。鴨の首はいらないけどね。

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こんな映画又来て欲しいなあ。
毎週、木曜は映画、音楽、書画に関する話です。