世界遺産、高野山の麓にある天野大社

火曜日の話でも少し触れたが、前に天野大社に行ってから相当長い時間たってるし、
前は西行ゆかりのところも見てないので、行ってみようかと家人と話がまとまった。
前は町石道を歩いて行ったが、今回は安直に車で行く。
もともと良く知ってるところだからと高をくくっていたら、前にも触れたように
なかなか道がわからない。ようやく見つけて峠を登る。温かくなったので風が心地よい。
道々に咲いている桜が風に吹かれて桜吹雪になっている。
峠を降りると、「こんなええとこやったんか」と驚いた。
中国ばっかり行っている場合ではない。長閑な田園が広がっていて実に気持ちいいではないか。
今年の何時までも寒かったので、花の咲くの狂ったのか、梅もあれば、桃もある。
勿論桜も満開だ。
菜の花も咲いているし、タンポポもある。
いろんな花が咲き乱れている。
まずは西行堂を目指す。世界遺産になったからかどうかわからないが、修復されて綺麗な
建物だ。しかし、まわりの雰囲気がいいからまあええだろう。
院の墓というのもある。言わずとしれた待賢門院の事だが、昔は当然の事のように待賢門院
の墓と説明されていたが、今は、史実ではないようだ。
ふたつの小さな石塚がひっそりと立っている。
あとはちょっとパスして、天野大社(丹生都比売神社)に戻る。
鳥居ので工事をしている。「何かな?」と覗いてみたら、どうやら発掘作業をしているようだ。
「これが昔の敷石やで」とかいいながらやっている。
境内には年を経た梅のような苔むした桜の木が綺麗な花をつけていた。
梅もあるし、桃もある。
そこここで、鶯の鳴く声が聞こえる。
それは青くていい天気だ。しかも温かい。
なんだかちょっと桃源郷にきたような気分だ。
これで酒でも飲んで、画でも描いてゆっくりしたらええやろうなあ。
おっと、車を運転して帰らないといけない。
又、来よう。

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