丸山千枚田へ。
さて、雲海展望台なんて思わぬ見つけものをしてとても気を良くした。
途中から、えらく細くて曲がりくねった旧道に案内されてちょっと焦ったし、
嫌やなあって思ってたけど結果的にはわざわざ来てもよかったくらいのコースだった。
そこからは下るだけ。
道も広くなってきた。
下りきったら、もう丸山千枚田の麓ではないか。もう山道は終わりかとおもったら
力が抜けた。やっぱり大分緊張してたのだ。
せっかくやからどっかでお茶でも飲んで気持ちを取り直したい。
喫茶店でもないやろか。横目で気にしつつ先に進む。
全くそういう気配がない。喫茶店どころかお店というものがなさそうではないか。
赤木城跡のあたりをすぎてだんだんと千枚田の近くに進んでいく。
お店どころが人がいない。
前に来た時はまだしも観光客がいた。しかし、今日は雨の中だ。誰も来んのやろねえ。
それにしても、だんだんと雨が上がってきた。
何という運の良さ。道中は土砂降りの雨、肝心の目的地についたら晴れてくるなんて
最高ではないか。しかも山の中は霧がたっていい感じに風景ができあがってるではないか。
ではゆっくり鑑賞しようと車を降りる。
去年来た時は稲刈りが終わってしまった後だった。今回は、まだまだ絶好調だ。
それで、段々畑をよく見たら白鷺がいてる。
とても良い風景ではないか。
2羽が一緒にいてて、一方が羽を開いてる。わしにとっては珍しい行動だ。
ふざけて遊んでる? 求愛行動? 知らんけど。
ようみたらこの2羽だけやなくて他にもいてる。
一面の緑に真っ白なのがよく似合う。
しかし、見てくれの風情の良さに騙されてはいかんみたいだ。サギって結構害鳥的な
存在みたい。稲を食うわけではなさそうやけど、水田にいる虫を食いにくるんで
稲田が踏み荒らされるし、フンなどの被害もあるみたい。
水田でカモを飼って害虫を食わせてお互いウィンウィンというのはよく聞くけど、
そういうもんではないかもしれん。
難しいものだ。
では、段々畑をゆっくりと見させていただこう。
こんな風に稲が育って緑一面の様子もいいけど、棚田はやっぱり水田状態が一番美しく
見えるのではなかろうか。
棚田というと、中国の雲南省、元陽というところが有名だ。
わしらが行ったのはもう5年前になる。
この時も雨に祟られて、何千にもなる壮大な棚田の全容を一望するというのは難しかったけど、
霧にけむる美しい風景があちらにもこちらにも見られてとても良かった。
日本にも棚田百選とかで美しいとこがいくらでもある。
いろんなとこにいってみたい。
てなことで、ここの、展望台に行ってみよう。
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ありがとうございました。