9年前に書いた旅のブログをリニューアルします。文や写真、その後の気持ちや情報なども追加、リニューアルしてみたいと思ってます。
そろそろ、昼飯の時間だ。
そろそろ腹が減った。どっかこの辺で昼ごはん食べよと思う。
暑いんで喉渇いたしビールも飲みたい。
けど、この街の普通のご飯屋さんでは絶対無理やろと思う。無理にでも中華料理店探したらええんかも知れんけど、やっぱり折角やから何かご当地の香りがするもんを食ってみたい。
そう思って歩くけど、開いてる店がない。
ランチ営業してない店がほとんどだ。これは、困った。
さっき見た市場まで行ってみよう。
市場にやってきた。
このあたりも開いてる店がない。
もしかして、ランチタイムを過ぎてしまってるか。
困ったもんだと思いつつうろついてたら、フードコートを見つけた。
ちっちゃなやつだ。それでも開いてるのはありがたい。
飲みもんと麺くらいしかないけどそれで十分。
酒はやっぱりダメ。
トゥドゥンというのか、店の人も、お客さんも、かぶりものを顔に巻いた人が多い。
これでは絶対期待できへん。
それでも、未練がましく聞いてみるけど、もちろんダメ。
笑われただけ。
さて、何を食う。
やっぱり英語通じへん。わしらはマレー語わからへん。
こうなったら必殺、指差し注文だ。麺の屋台のおばちゃんとこに行って、身振り手振りでモツの唐揚げみたいなんと厚揚げみたいなん、それに茹で卵、要するに目につくやつを皆入れてんかとお願いした。
要するに指差しただけだ。
店の中は閑散としてるけど、ちょっとだけ出入りする人もいてはる。
おばちゃんは水は要らんのかと盛んに言うんで始めは汁無し麺か、汁有り麺かどっちするって言う意味やと勘違いしたけど、なんだか噛み合わへん。
水も買わへんかということらしい。
わしらはビールが飲みたいだけなんで断ろうと思うけど水は要らん。
けど、なかなか伝わらへのがもどかしい。
なんだかんだしてるうちにおばちゃん達と話してた若い男がこっちにやってきた。
「どこから来たの?」、「日本から。」、「そうか、で、中国語は話せるか?」、「うん、少し。」、それならという事で中国語で少し会話した。
結局おんなじこと、飲み物はいらんか? という話やった。わしらはビールが欲しいだけなんや。
ビールがないんで麺ができるのを待つ時間が長く感じる。
やっときた。
驚くほど素朴な味やなあと思う。
子どもの頃、おばあちゃんの家で作ってもらった麺に似てる。
厚揚げは、日本のとおんなじや。スープの味がちょっと薄いかな?
わけわからん辛し味噌みたいなん入れてみよう。
何か複雑な味やね。
よくあるアジアの屋台のおばちゃん達みたいに喧しくて押し付けがましい売り込みは無くて遠巻きにひっそりとこっちを見て何か喋ってるだけや。
向こうは、わしらの事をけったいなやつらやなあって思てるやろなあって思いながら食べた。
ご馳走さんでした。
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うろうろした辺りの地図。
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