マレーシアへ行こう!(リニューアル編)20-まるで中国、「邱公司邸趾」。
9年前に書いた旅のブログをリニューアルします。文や写真、その後の気持ちや情報なども追加、リニューアルしてみたいと思ってます。
さて、ジョージタウン観光に出発。
朝からえらい暑い。なんせ南の国やから当たり前だ。
帽子と日傘がとても役に立つ。体感温度が随分下がる。
さて、どこへ行こう。
事前に調べまくってるわけではないんで、いまさらながらガイドブックを見る。
近くに、「邱公司邸趾」というのがあった。
やっぱりマレーシアは基本は中国文化みたい。それに英国統治時代の文化が混ざってるということか。古くからの伝統的な中国文化的なところが南国でどう展開されてるのかというのが見られるという、古の中国文化が好きなわしにとっては興味深い。
場所は案内図によるとジョージタウン全体を長方形とすると、右下の辺りにある。
そこに向かうけど、あんまり暑いんで人通りが少ない。
皆さん、家の庇の壁の日陰に引っ込んでうつろな顔をしてはる。
わしらも軒下のあるとこを選んで通って、ないとこは傘をさしてカピタン・クリン通りを南へと歩く。
アルメニア通りとの交差点をすぎてすぐ左に、邱公司と書いた看板があった。
「邱公司邸趾」を見つけた。
地味な入り口だ。
入場料金(高い)を払って天井の低い入り口を通って広場に出る。
石畳を敷き詰めた只広いだけのしらっとした広場の正面に古ぼけたような建物が建っている。
しかし、よう見たら、金箔を貼り巡らせたような、元はキンキラキンであったような、それを、時間をかけてじんわりと上手に古ぼけさせたような様子を思わせる建物であった。
なるほどこれか。
入り口で一対の獅子像が迎えてくれる。
あんまり暑いんでちゃっちゃと中に入る。
日陰が欲しい。
大金持ちの邱氏一族がご先祖の安寧と一族の繁栄を願って建てた道教的な廟であるのだ。
階段前には又々、一対の爺さん像が。
大使爺爺、王孫爺爺。どんな意味かわからんけど、長寿の縁起をかついだもの?
お金に糸目をつけずに彫像やら、壁画やら、いろんな飾り付けが施されている。
よう見たら、とても豪華で丁寧に造られたものばっかりだ。
それも、中洋折衷、中華風ばっかりではなくて、洋風、英国風なものもある。
それらも中華風テイストが根本であるようでとても面白い。
何やらおどろおどろしい、中国の説話の中からとったような場面が描かれてるんとちゃうやろか。
知らんけど。
面白い。
良くできてる。
とても精巧ではないか。
ご本尊はこちらかな?
大爺爺様だ。
裏側に回ってみる。
こっちは、まさに中華的な世界だ。
まさに中国画。
いろんな絵がある。
とても面白い。
百子千孫図と書いてあるように、邱氏一族の子々孫々が繁栄する暮らしぶりやなどを絵にしてるようだ。
じっくり見てしまう。
こちらでは、この当時の実際の暮らしぶりが、人形にして表現されてる。
博物館としてとってつけたような感じがせんでもないけど、なるほどそうなんかとも思ってしまう。
いやいや、なかなかのもんでした。
出口近くでみた彫像。
これってようみたら滅茶おもろいやんか。魚のようで魚でない。
動物のようで動物とも思いにくい。
何やろ?
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歩き回ったあたりの地図。
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