桂林2007の想い出-7、漓江の鵜飼

漓江下りも終わりに近づいた。川の流れと景色の移り変わりは何時果てるとも
知れない。この先も幾らでも続きそうにも思える。
しかし、岸辺に人家が増えてきた。そして小さな船泊まりのようなところにや
ってきた。
陽朔というところに着いたのかもしれない。
「ここで終わりなんか?」
わしらの船はまさにここで上陸するようだ。しかし、正規の観光船はどこにも
いる風ではない。出るときも横っちょからこそこそっと出たみたいやけど。帰
りも斜めにこそっと帰るみたいやんか。それでもまあ何かぼられたとか、えら
い物買わされたとかいうわけやないからまあええとしょう。
プライベートで貸切できたと思たらええ気分でもある。
降り口のところに鵜飼のおっちゃんがいた。

なかなかええ感じやんか。
「写真とらしてんか?」って聞いたら、何かぼそぼそ言うてる。どうも鵜飼の
ショーみたいな表演をやろか?って言うてるみたいだ。
「そんなんいらんわ」って言うたら、何か気き悪るしたみたいで写真もちゃん
と撮らしてくれへんで金とるよな感じやったんであわててそこを去った。
後で何かで見たら、漓江の陽朔では鵜飼の大々的なショーがあるらしい。
張芸謀監督がプロデュースとか書いてたから、そんなんも大層らしくてかなわ
んなあと思う。
船を降りた。
もうあんな景色が終わりかと思うと寂しい。

日が暮れていく中で、釣り糸なんかをたれながら何時までもこんな景色を見て
いたら寿命も延びるやろなあ。

そっから一旦、陽朔の町にでる。
この古鎮でちょっと降りて見学したりしてみたいけど、日がもう暮れてきた。
まだ桂林市まで車で帰らんとあかん。残念やけど急ごう。
ここから、陸路を桂林市まで走る。
日がどんどん暮れていく。やっぱり昼飯なんかでゆっくりしすぎたかもしれん。
途中でもええ感じの古鎮がいくつかあったけど、しかたなくパスだ。
山手を見るとあいかわらず、「まるで水墨画のような景色」が続いている。
ここはどこまでも桂林だ。


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