包子をほんとちょっと食ってあとは駅弁を試そうという気構えだったんで、包
子でかなり腹が膨れたのはまずいやないかと思った。それでは駅までの帰りは
バスに乗らんと歩こうぜと言うことでぼちぼちと歩き始めた。意外と遠い。そ
れでも歩けないという程でもない微妙な距離をえったらえったらしてやっと着
いた。後は駅弁を買って、ビールを買って列車に乗るだけだ。
何故駅弁にこだわるかと言うと、台湾の列車の駅弁はなかなか美味しいと聞い
ていたのと、このシリーズ16でも書いたように台南から台東に向かう列車で
隣に座ったお兄さんが食べてた駅弁がなかなかおいしそうやったんで、これな
ら一回試しとかんとあかんと思った次第だ。その弁当と言えば、ご飯の上に焼
肉のようなものがたっぷり載ったやつで甘辛そうなソースもかかって実にうま
そうだったのだ。
簡単に言えば日本の焼肉弁当みたいやったけど違いがどうなんか知りたかった。
さて、この駅ではどうか。
「とりあえずわしが行ったるわ」と友人が買いに行ってくれた。
「しまった」、その友人は今素食に凝ってるんやった。
「やっぱり」、買うて来てくれたんは素食弁当やった。ちょっと可哀相と思た
んか、「ソーセージ追加しといたで」と言う話だ。
中味はこんなの。
頭の中にあの時の肉がちらついてるけど、素食も嫌いではない。
素食と言うのは精進料理の事で要するに野菜づくしと言うことだ。中国台湾の
素食は結構油を使っているのでダイエット食という程ではない。意外とカロリ
ーは多いはずだ。
まずは席に落ち着いて。気息を整えてビールをグビっと頂く。
歩き回って喉が渇いてたから五臓六腑にしみわたるようだ。
それをゆっくり味わってから弁当を頂く。
野菜は筍にトマト、ナスにウマイ菜のようなやつ、それと瓜の炊いたん。そん
な感じかな?割と薄味でおいしい。ざばざばっと炒めただけというんではなく
て結構丁寧に作ってると言う感じだ。
ソーセージは見た目はたっぷりして美味そうだが、あの独特な甘い味付けなん
でちょっと苦手かもしれない。
ビールを飲みながらなんだかんだとおいしく完食してしまった。
次は肉や魚がたっぷり入ったやつを食ってみたいと思いつつ。
気持ちは残るが列車は進む。
しばらくは海岸線を走るが、
後は山の中を抜けて、一気に台北に向かっている。
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