台湾列車で、ほぼ一周の旅ー28、台北で迪化街へ

実は花蓮から台北に帰る列車の中でちょっとした事件があった。
同行してた人の一人がチケットをなくしたのだ。「えらいこっちゃ」、皆で探
すが落ちてない。どうしょうもない。まあ指定席やからそこに誰かが座りに来
ることはないんで乗っといて降りるときかなんかに説明して交渉せんとしゃあ
ないなと覚悟してた。そのうち車内検札の人がやってきた。つたない中国語で
一生懸命説明する。まあ皆一緒に来て、そのうち一人が無くして後の人は皆持
ってるから説得力はある。気持ちよく簡単に信じてくれて、其の上、その旨書
いた証明書のようなものを発行してくれた。
大したもんだ。良うできてる。
日本やったら法律があって再発効してくれるけど料金は払わんとあかん。それ
でその時証明書はくれて、後で出てきたら払い戻しはある。しかし出て来えへ
んかったら払い戻しはないのだ。それやったら台湾の方が乗客に親切やんかと
思った。幸い後でまさかと思う携帯電話の間から出てきたので事なきを得た。
でも台湾の列車は親切で融通が利くというのが分かってうれしかった。
てなことでばたばたやってるうちにご飯も食べてビールも飲んで台北に着いた。
まだ何かする時間は十分ある。
ほんなら迪化街と言うところが乾きモノの問屋街みたいなとこやから何かええ
もんあったら買うたらええし、見るだけでもおもろそうやということでそっち
に向かった。

あんまり気にしてなかったけど、この時は旧正月直前の時期だった。(えらい
もう日が経ってしもたなあ)正月の買い物で台湾の皆さんがどっと集まってい
るではないか。押すな押すなで、立錐の余地もないと言うほどなのだ。

街角にも人が溢れている。

ええなあ。こんなん久しぶりやわ。最近大阪でもこんな賑わい無うなった気が
する。
ピーナツも台湾の名物らしい。綺麗なお姉さんから買ったら特別美味いかも。

実際帰って食べてみたら台湾の黒落花生、特別おいしかった。
カラスミも貝柱も売ってる。

うまそうやなあ。
こんなとこをぷらぷら歩いてたら何ぼでも買うてしまいそうや。
それにこの賑わいで元気をもらえる。
ええなあ。
でもまあこれは正月前やから特別の賑わいなんで普段はここまではないそうな。

ちょっと離れたとこも何か雰囲気がある。

おっとこんなんでも駐車違反?


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