上海経由南京の旅ー06

石頭城
次は石頭城に行こう。しかし地下鉄ではちょっと遠い。
バスもようわからん。それに暑さがちょっとこたえてきました。
それでタクシーに乗る事にしました。

石頭城は古くからある城を呉の孫建が立て直したそうです。
今は石垣だけが残っています。
それも修復されてしまっています。
修復前の写真もありましたが、その方がはるかにいいです。
でも保存しないといけないのだからしょうがないんですね。

劉兎錫に石頭城という詩がありますね。
山囲故国周遭在 潮打空城寂寞回
淮水東辺旧時月 夜深還過女牆来

荒れ果てた城跡で見る月が昔をしのばせるのでしょう。

私の好きな金子光晴にこんな詩があります。

古都南京
楊柳のなかの古い都よ!
黄龍を描いた古い甍がある。古銭がある。
いや、そのさびしい雑草のなかには赤壁のくづれ、
水牛の遊ぶたまり池と、
鵲のとぶ長い長い城の壁・・・・・。

こちらの方がぴったりですね。

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この城壁は石頭城のじゃないです。
市内を走っていたら現れた城壁。
古い都だからね。

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