岡山遊、閑谷学校へ-2

趣のある防火壁の通路を通って左側の上の方に上がっていくと学房跡に向かう。
寄宿舎のような校舎のようなところなんやろう。

この辺からおばちゃん達の一団が現れた。
わいわいと賑やかだ。
それはいいけど、実にゆっくり歩きはる。べちゃべちゃとお喋りに忙しいのだ
ろう。どうしてこんなにゆっくり歩けるんやろと思うほどゆっくりだ。しかし
路が狭いので追い越せない。
まあしょうがない。こんなことでいらいらしてはいかんのだ。
修行が足りん。
楷の木の紅葉は終わってしまったが、他にも綺麗な紅葉がある。
こういう東屋にはよく似合うのだ。


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帰り路も山の中の山村はいい感じだ。
こんなところでのんびり暮らしたらいい画が描けるかもしれない。

陶淵明のように詩ができるかもしれない。

さて、ここからは又一旦岡山市内に戻らねばならない。
同じコースを戻るもの面白くないので、ブルーラインの方に廻る。備前、日生を
抜けて海岸線をずっと走る信号の無い道だ。話には聞いていたが気持ちがいい。
景色も好い。これぞ瀬戸内海と言う景色がところどころに現れる。
ええなあと思うが、見とれてたら運転があぶない。展望台は時々あるが多くは無
い。これは無料やからありがたいが産業道路に使われてるのやろう車が多い。特
にトラックが多いので低速車の後ろになってしまうと1車線やからなかなかパス
できない。
岡山市が近づくと百閒川を渡った。
これが内田百閒先生の百閒川かいな。
岡山は内田百閒の故郷だ、「阿房列車」に乗ったら何度もここを渡っている。
今はもう堤防もコンクリートで固められてるし、橋もしっかりしたやつになって
いて、「阿房列車」の興趣に浸っている暇は無い。
あっと言うまに通り過ぎた。
岡山市内はいつも渋滞して走りにくいが、ブルーラインを通るとそこを渋滞なし
で通り抜けられる。
市の外れに行くにはちょうどええ道やというのがわかった。
勿論、大阪へ帰るのもこれを使おう。

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ありがとうございました。