「蒲生うどん」を後にして、田圃の中の道を歩いていって広い国道を渡って、
川まで行く。川の手前の道を次ぎの駅に向かっていけばええはずだ。
向こうから小学生達がもう下校時間なのか何人か集まってやってきた。
「山下うどん店ってこっちでええの?」って聞くと、「うん」って言いながら
少し先を指差す。最近はいろいろ事件があるから知らない人とは話したらあか
んって教えられてるはずだ。わしらはどう見てもへんな爺さん達やから気いつ
けんとあかんて思たやろなあ。
売り切れで店が終わってもたらあかんので少々急ぐ。少し行くと「山下うどん」
の看板が見えた。
川べりの普通の民家に見える。
ここ降りたら左手のあのガラス戸が入り口ちゃうんかなあ?
と思いつつ、入り口の印のあるとこまで進む。なんや結局さっき見た入り口や
んか。
と言うか、ごく普通の農村の民家という佇まい。
自動販売機と「営業中」と「山下饂飩」でお店とわかる。行列はできていない。
中に入ると、ぎょっとする。やさしいお婆ちゃんがお出迎えだ。
これってどんな意味が?
ちょうど何人かが一遍に出ていかはったんで席がどっと空いた。
奥にへっついさんが見えた。
ここでうどんを湯掻いているのだ。此の前で注文して、うどん入りの丼をもら
ったら、右の方に曲がっていって出汁をかけて、ここまで戻って、天麩羅をト
ッピング、あるいは別さらに入れてテーブルに行くという段取りだ
さっきの蒲生もそうやったけど、いつも満員の店やのに動線は入り組んでる。
まあこれもご愛嬌なんやろね。あんまり理に適って整然とした流れ作業的やっ
たら返って興ざめかもしれん。
さて、ここでは何を頂こう。
釜揚げうどんとジャコ天とイカの天麩羅で。
うどんはさらっとしてしこっとしておいしい。つるんと食べやすい。
天麩羅は普通。
うどんが湯掻けるのを待ってる時に、一段落したおっちゃんがわしらの席の横
に来て一休みしはった。
「どっから来たんや」と言うことで世間話を。
土日には、1日8000人も来ることがあるらしい。「大変やで」と言いながら、
余裕の笑みをもらしてはった。
笑いが止まらんやろなあ。
わしらも超ディープな讃岐うどん体験をご馳走になりました。
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ありがとうございました。