ラオス、ルアンパバーン遊-06、プーシーの丘

托鉢行列を見終わったら朝早いうちにもう一つ行くところがある。
ルアンパバーンの街のほぼ中央にプーシーの丘というところに登れば、もしか
したらかなりスピリチュアルな景色が見れるのではないかと思うのだ。ここは
夕陽を眺めるのに人気のスポットでもあるらしいが、画を描きたい私としては
朝霧の立つこの時間の方がいいと思っている。
私の想定は大当たりであった。鳥肌がたつような風景が目の前に現れたのだ。

托鉢を一通り見送って前日のナイトマーケットがあった通りを進むと、国立博
物館の前に出る。確かこの辺に上り口があるはずだと目で探すとちょっと分か
りにくいが上にいく階段のようなものがある。

直線の階段を一気に上ろうとすると入り口で花のお供えみたいなのを売ってい
る。プーシーはここかと聞くとうなずきながらこれを買えと言う。

またかいなと通り過ぎかけたがこういうのをお供えするのもええかも知れんと
思い直し一鉢買った。そこから一直線に階段を上るとこんな朝早いのに、もう
チケットを売るお兄さんがいた。その先は山道になる。掃除のおじさんとすれ
違うだけで誰もいる気配はない。ぐるぐる上るとお堂が見えた。お堂の脇を抜
けて向こうにまわるといきなり雲と霧と光の向こうに、頭の後ろがどかんびり
りっとするやつが現れたのだ。

これは画に描きたいと即座に思った。
よく見ておいてしっかりスケッチをしておかなくてはいけない。
帰ってから画にしたのが冒頭に掲げたやつだ。
何十分見ていても飽きない。スケッチが終わってもずっと見ていた。時々、1
人か2人ぱらっと現れるくらいでこの時間は殆ど上って来る人はいない。ゆっ
くり見ていよう。

ルアンパバーンの街はメコン河に沿って南北に細長く伸びていて、その中心部
にプーシーの丘と森があるのだ。今ここから東側を見ている事になる。正面に
見える川はメコン河の支流であるカーン川というやつだ。
お堂をぐるっと回ると東側が見えるがこっちの見晴らしはあまりよくない。
メコン河に朝がやってきている。


より大きな地図で 托鉢行列 を表示

さて十分堪能したから下に降りてルアンパバーンの街を見学するとしよう。

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ありがとうございました。