ルアンパバーン、ビエンチャン、バンコクの旅−番外編02、アジアの葉っぱの料理。

アジアの葉っぱの料理。

アジアを旅して思うのは、街かどの朝市みたいなとこでも新鮮な野菜をたっぷり並べて
いるし、ご飯を食べに行っても美味しそうな野菜がたっぷり入った料理に出会える
機会が多いということだ。そして、時には予期せぬ料理にたっぷりの野菜が添えられて
いて、ほうこういうやりかたもあるんかと驚き喜ぶことも多い。
しかし、なぜか、観光化がすすんで街が豊かになってきたなあって思う頃、そういう
機会が減っていくような気がするのは単なる思い違いなんやろか。
例えばカオソーイって言う麺料理を食ったら、出てくるのはこんなやつ。

たっぷり野菜が入ってる。どうしょうか、どうやってくおうか、スープの中に
ドンと入れて食ったらええんやろか、ドキドキするくらいだ。
しかし、これは7年前、今回、ルアンパバーンの街で食った時は野菜が出なかった。
まあ、店によるんやろねえ。
その代わり、ゲストハウスでラオス料理のワークショップをやってもらったときは野菜をたっぷり
いただくことができたんで嬉しかった。

例えば、ベトナム、ハノイに行った時、「ブンチャ」というつけ麺風フォーを食べた。
美味そうなつけ汁。

これまた驚くばかりのたっぷりの野菜と米の麺。

これを混ぜ混ぜして食うととても美味しい。

しかし、この旅でベトナム料理から随分野菜が減ったなあって感じた。
もっと前に何度も行ったときの記憶では朝ごはんにフォーを一杯だけ頼んだだけでも
上のルアンパバーンのカオソーイの写真のように野菜セットがでてくる。
昼や夜のレストラン飯でも、料理に野菜セットが添えられてることが多くて、
それらの料理を葉っぱでくるんで食うんやと教えられた。
このときの旅ではそういう料理がめっきり減っていた。
何でやろ?
例えば、ミャンマーのパアンって町に行った時、
移動の途中でランチを食った。カレーということやった。

いわゆるインド式のカレーという辛さではないけど独特の風味でとても美味しい。
小粒の納豆みたいなやつもある。

これもまた美味しい。
何より魚のカレーというやつが素晴らしかった。

そしてたっぷりの野菜。

これをご飯の上で混ぜ混ぜして食べる。

この食べ方はインドやネパールと変わらへんから同じような文化ということか?
野菜がミャンマー流? それがいい。
そして殆どどこのレストランで食べてもこんな野菜セットが出てくる。
例えば、長距離バスのドライブインで休憩時間に慌ただしく食う100円程度のランチにも
こんな風に野菜がついてくる。

これをご飯と食う。

カレーだけではなくてどれでもこういうスタイルなんやろか?
その後、ヤンゴンやバガンの観光地に行ったら、こういうスタイルとは出会わ
へんかった。
通りすがりに印象だけで類型化して語ることはできへんけど、観光化してどんどん
客が来るようになったら、変わっていくんやろか?
アジア全般にそういう傾向であるならば少し寂しい。
どうなんやろねえ。
時には、たっぷり出てきた野菜を洗った水は生水で衛生的にどうなんやろって疑念が
湧く場合もないではないけどやっぱり野菜が一杯あった方が食卓は豊かに感じる。
こういう文化はなくなってほしくないと願う。

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ありがとうございました。