杭州お絵かき勉強日記-115 西安、青龍寺へ

空海が修行したという青龍寺、前回は行けなかったのでやっぱり行っておきたい。
到着したが見覚えのない景色だ。前に来た時は奈良の古寺のようなお寺の塀が見
えただけで、あまりの行列に並ぶ気をなくしてパスしたのだった。そんな寺の気
配もなくて大きな建物がどかんどかんと目に付く。しかも工事中で入れない。
運転手は別の入り口に廻る。立派な入り口があるやんか。こんなんなかったで。
しかもさっきの公園より更に水浸しだ。わずか数メートルだがそこが渡れない。
雨はもうあがってるのに。
今日の雨がすごかったのか水はけが悪すぎるのか。わしは雪駄でぺたぺた気持
ちがいい。友人たちは靴を脱いではだしで渡る。
向こうに渡って階段を登ったら、左のほうに昔の塀が見えた。

前に来たときに桜の花を見る人たちの行列がずらりと並んでいたところだ。
結局は元あった青龍寺を囲むように大きな公園とか建物とかを継ぎ足している
ようだ。それにしてもなんか趣味ようないんちゃう?

空海の修行した本当の青龍寺はこの下に眠っているのだ。

中に入るとわれらが弘法大師にまつわるいろんなモニュメントと品のいい庭が
ある。
ここの桜が有名なんだそうだ。

庭も桜もいろんなものも全て中国風というよりは日本の趣味の香りがかなりあ
ると思うのだ。その分思い入れもお金も投入したんだと思う。

弘法大師の一生の業績をずらりと石碑にしたものがあった。

中国風の画ではあるけどね。


裏に廻ると、弘法大師の顕彰碑があった。

さっきの阿倍仲麻呂は遣唐使としてやってきながら大臣にまでなるほどの能力
と見識を持っていたし、この弘法大師、空海もすぐにその能力、見識、語学力
を認められて真言密教の正統な後継者に選ばれたのだ。
日本人ってすごいやないか。
古い中国の歴史の都を訪ねながら古の日本の偉人に出会えるのはなんとも心う
れしい誇らしい事だ。
逆もまたしかり、けんかなんかせんと大臣でもなんでも人材交流できるような
時代、環境になったらええのにねえ。


より大きな地図で 青龍寺 を表示

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ありがとうございました。