中国、鼻烟壷の逸品

中国に鼻烟壷というものがあります。嗅煙草入れです。
嗅煙草といっても、今は用いる人はいないと思いますが、清朝末期、西太后が好んで吸ったというか嗅いでいたそうです。
ディクスン・カーの「皇帝の嗅煙草入れ」という推理小説もありますね。
嗅煙草に興味があるわけはないのですが(少しはある)、西太后が愛したということもあって、なぜか青島にこの工芸技術が残っていると聞いた事がありました。小さな嗅煙草入れの中に外から画を描いていくのだそうです。
それで、機会があったら手に入れようと考えていました。
友人の中国人が青島に行く機会があったので探してもらったのですが、聞いてみると、必ずしも青島の特徴的な工芸というわけではなさそうでした。それでも、探してくれて、やっと手に入りました。小さな瓶に内側から繊細に美しい絵が描かれています。
すごい技ですね。
これで、1000元くらいですが、有名な作家のものだと、もっととんでもなく高いそうです。
でも、私は気に入っているし、とても安い買い物だったと思っています。
雰囲気として面白いので、飾りとして置いておこうと思います。
お気に入りの逸品です。

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毎週月曜はこだわりのモノの話です。