杭州お絵かき勉強日記-087 西湖の噴水ショー

杭州の昼間、雨の季節が終わるともの凄い暑さになる。連日36度、37度ほどの暑さが続くので
道路を歩いていても気をつけないと熱中症になりそうだ。長く歩いているとへこたれそうになる。
それでも朝晩は急速に温度が下がるので過ごしやすい。
ある時、西湖の湖岸で毎日噴水ショーみたいなのがあると聞いた。西湖の湖岸は毎日歩いているが
朝早いので見た事がないのだ。気にはなっていたが、日中と夜、1時間に2回程度やるという程度
なのでいちいち見に行くのはめんどくさい。夜で歩くこともあまりない生活をしている。
それでもある日の夕方、西湖の湖岸近くで飯を食っていた。それなら帰りに西湖に寄って噴水ショー
とやらを見てみよう。

ご飯を食べて、ビールを飲んで、ちょっと良い気分で西湖の湖畔を歩く。昼間も人が多いが、涼しく
なった夜は一層人が多いし、なんだかんだと電飾があって結構明るい。そういう人込みの間を縫って
歩いていると更に人が固まっている一角がある。たぶんあの辺だろう。
湖岸の一番良い場所に座っている人達は有料席なんやろか?
5分ほど待っていると、「ピロポーン~♪♪~」と音が鳴った。「さあ、はじまるぞ」
綺麗な(顔は見えないけど)女の人の歌声が始まると、それに合わせるかのように噴水の水が噴き
あがった。

曲の流れにのって、時には袖を翻して舞台の上を駆け回るかのように、

時には、天を仰いで絶唱するかのように、

右に揺れ左にあおり、高くあがり低くなびく。

色彩の演出すらあるのだ。

噴水くらい大した事ないやろとええ加減に考えていたが、なかなかのものだ。

ええ場所見つけて立ち止まって見ていると、係員が回っている。どうやら、2分以上立ち止まったら
あかんよと言って廻っているようだ。指定観覧席以外は立ち止まって見たらあかんと言うことらしい。
「そんなん守るやつおるはずないやんか」と思う。
皆動かんとしっかり見てる。

しかしまあ或る程度見ていると飽きて来る。
もう行こう。
もうちょっと歩くと、公園の端の暗い所に又ひとだかりがある。
「何やろ?」と覗きこむと、少数民族の人のダンスだ。
おっちゃんが口上を述べる。「親の因果が子に報い・・・・」てなことではないやろけど、おもむろに
おばちゃんが踊りだす。なかなか妖艶ですらある。

もしかしたらこっちの方が面白い。
夜の公園、ええですなあ。

昼間の噴水ショーはこんなもんだ。
やっぱりちょっと盛り上がりに欠ける。

ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。