杭州お絵かき勉強日記-088 よくがんばった靴を修理に

杭州にも梅雨と言うか雨季があって雨が多い。
ある日、友人が、「靴に穴あいてしまって水が入ってくる。中国の靴は品質悪いわ」と嘆いていた。
「そうですか?」と笑って聞いていた。
けどよう考えたら私の靴の中も最近湿っぽい。防水スプレーの効きが切れたんかなとか思っていたが
それにしてはかなりひどい。「もしかしたら」と靴の裏を見ると何箇所か穴が開いている。
「これもやんか」と驚いた。この靴は、こちらに来る直前、テレビの「せのぶら・・」という番組の
企画商品で軽くて機能的で履きやすいという謳い文句のやつだった。
(せのぶら!本舗共同開発 リゲッタぶらぶらシューズ)
中国で履くのにええかなと思って買ってみたのだ。
確かに軽くて履きやすい。こちらに来てからは毎日驚くほど歩いている。2万歩を越える日が殆どだ。
3万歩を越えて4万歩近くになる日もある。殆ど何処に行くにも歩くかバスで行くし、良く分からな
いところはまず歩いて、後帰りに近場まで行くバスを探してバスコースを覚えるのだ。冷蔵庫がない
から雨の日でも歩いて買い物に行く。だから3カ月と雖も穴があいてもしょうがないのかもしれない。
それにしてもあと少しもってくれたら問題ないのに、この先雨の日が続くのにどうしよう?

新しいのを買おうとカルフールまで行った。確かに安い靴があるので急場をしのげるかもしれない。
しかし、私の足は甲が高くて幅が広い。合わなかったら足が痛くてたまらないので履きなれた靴をは
いていたい。それなら修理したらええやん。そう考えると簡単な話だ。
それでどこにある?
街をぷらぷらと歩いている時は確かに見た事があるが、ほならどこや?と考えると思いだせない。
友人にも聞いて見る。確か恵民路にあるはずと聞いた覚えがあるという事で小雨の中、行ってみた。
結構聞いてまわって、「あった」、けど居ない。周りの人に聞いて見ると、「今日は来てないよ。
雨やからなあ。明日晴れたら来るかもね」と、教えてるのかちゃかしてるのか。
今週はこのまま雨が続くかもしれんし、週末には旅に出ないといけない。
「困ったなあ」
よう考えたらいつも食べる蘭州ラーメン屋さんの近くにも修理屋さんがあったはずだ。
それで又行って見たら答えは同じだ。「明日晴れたら来るかもね」
「よわったな、どなしょう」出発までに間に合わんかもしれんと心配になって、カルフールで接着剤
とガムテープを買った。雪駄のゴムを切り取って穴につめて応急修理したがかなり不安な仕上がりだ。

一夜明けたら、なんとか天気が回復してきた。朝の授業が終わる頃には、晴れ間も出てきた。
「もしかしたら」と昼飯時に行ってみるとおっちゃんがいるではないか。
「これ治る?」と聞くと、おっちゃんは靴底をあちこちながめながら穴意外に破れかけたとことか
いろいろ発見してる。
「大丈夫やで」と嬉しい返事だ。

グラインダーで削って、接着材つけて、あて皮を貼って、それを靴底に合わせてまた削り取って、バフ
をかけて仕上げて行く。

昔ながらの靴屋さんの修理風景だ。

見ていて気持ちがいい。これで15元。
えらい安いなあ。
上海や北京やったらちゃんと店舗を構えてるけど、杭州やったらそんな収益もないんやろか。
最初に行った店はこんな感じ。

中国でひたすら活躍してくれた靴もとうとう復活した。
又しばらくこれで頑張ろう。

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ありがとうございました。