杭州お絵かき勉強日記-084 郵便局で荷物を送る

おかげさまで杭州生活を無事終わり、すでに日本に帰っていますが、書きたい事がまだ沢山あるのでもう少し
このシリーズを続けたいと思います。

さて、段々と日本に帰る日が近づいて来た頃だ。荷物を見ると恐ろしい。思えば日本を出た頃はまだ寒い日が
多かったのでその頃の衣類が沢山ある。本も沢山買った。
どうしよう?
持って帰るのは大変やから郵便で送ろうと思う。
しかしどうしたらいいかわからない。段ボール箱や梱包道具どこで買うたらええんやろ?さっぱりわからん。
それでいろんな人に聞いて見る。
どうやら、梱包して持ちこんだらあかんらしい。荷物のチェックが厳しいのだ。中味をみてOKになったら、
郵便局にある段ボール箱を買って入れたらいいらしい。そんなら簡単やないか。行ってみよう。
それで、ある日、荷物をまとめてえっちらおっちら持って行った。かなりの重さだ。料金が心配やなあ。
「土曜日やから開いてへんで」と寮のおっちゃんが言うんで一旦見に行ったが開いている。土曜でも日曜で
も開いているようだ。これは助かる。

中に入ると他に客はいない、助かった。局の女性に片言で一生懸命説明してなんとか分かってもらった
ようだ。「自分から、自分に送るんやね。そんならこことここに住所氏名を書いて・・・」と親切に説明して
くれる。その間に局の女性は私の荷物をちらっと見て、箱をえらんでポンと床に置いた。
荷物はここに入れろと言う。手伝ってもらいながら、ごそごそと本やら衣類やらを入れて行くと殆どぴったり
おさまった。さすが大した眼力だ。

料金は三段階ある。一番早い航空便、航空便+船、一番安いのは船だけの便だ。もちろんこれでいい。
重さを計ると17.8kg 重いはずだ。料金は343.8元。
安い値段ではないが、この重さならしょうがない。持って帰ることを考えると実にありがたい。
マジックペンを渡されて荷物には自分で宛先を書く。ついでに別送品とちゃんと書いておこう。
帰国入国の時に「携帯品・別送品申告書」と言うのがあるが、これに別送品ありと書いておくと、最終
日本で荷物を受け取る時に手続きが簡単になる。

さて、荷物の発送は上手く言った。荷物はえらい軽くなりそうだ。気持ちも軽くなった。
これに味をしめて、紙もついでに送っておこうと考えた。日本であまり売っていないような種類の画仙紙
がある。せっかくやからこれを買って送ろう。
4尺フルサイズの画仙紙、1反で100枚、どうせ送るんやから2反買っておくろう。これもかなり重い。
でも送ってもらえるから平気や。
と、勇んで窓口まで来た。
「これは長いで、長すぎるから送られへん」と局の女性は冷たい返事だ。
「ありゃあ」と真っ青になる。もう買うてしもたのに、送られへんかったらどうしよう。
困った顔で呆然としていると、女の人が、「ちょっと待っとけ」と言う。
「もしかしたら助けてくれるかもしれんな」と希望が湧く。
暫く待っていると、段ボールの箱を組み立てずにぺたっと横において、その間に入るか試している。
無事、2反共その間に入った。そしたらそれをテープでぐるぐる巻きにして梱包できてしまった。
口調はぶっきらぼうだが実は親切なのだ。

「やれやれ」紙も無事送る事ができた。この送料は209.8元。これを足しても日本で売っている
価格帯よりかなり安いと思うから送った価値はあると思し、この種類の紙はもしかしたら日本で売っ
てない可能性も高いのだ。

荷物を送るという問題もなんとかこなすことができた。これでちょっと楽に日本に帰れるだろう。

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ありがとうございました。