南京東路から又、地下鉄10号線に乗る。こちらは始めての路線だ。豫園や新天地を通る。観光路線と言っても
いいコースを走る地下鉄だ。これで交通大学駅を目指す。何ではな後で言う。
その前に飯を食うために陜西南路で降りる。
地下鉄1号線の陜西南路は何度も来たことがあるが、10号線は初めてだ。どこに着くか、勝手知った1号線駅
までの連絡通路は遠いのかなどと心配していたが、実際は連絡してないのだ。歩いていかないといけない。
降りたところは南昌路と書いてある。聞いたことがあるような気がするがよくわからない。皆さんに着いて、
1号線と書いてある矢印に向かって進む。しばらく歩くと灘海路に出た。
ここならよくわかる。よく歩いて体に馴染んだ道だ。
ここを右に曲がってまっすぐ行くと、「電話をかける女」のブロンズ像があって、その向かいに映画館があって
とすぐに浮かんでくる。
そこを左に曲がると、茂名南路、花園ホテルや老錦江ホテルがある老上海を代表する一角なのだ。
交通大学駅の近くで私のしってるおいしいご飯屋さんとなるとやっぱりこのあたりになってしまう。
折角だから老上海のおいしい家庭料理を食べさせてくれるところに行こう。
茂名南路をずっと行くと、大きな較差店があって、その次の小さな路地を左に曲がると、「蘭心賓庁」が見える。
表にはいつものおじいさんが待っている。
まだ時間が早いから席はありそうと思ったが、すぐには入れない。
おじいさんが「ちょっと待ってね」と言う。「日本人かね」とすぐに見抜かれてしまった。
「あの客が終わったら座れるから」と言ってくれるがなかなか終わりそうで終わらない。
1テーブル空いてるが予約席のようだ。
なかなか終わらないが、予約席も来ないし、次のお客さんも待ち始めた。店の人ももうええやろと思ったのか
我々を空いたテーブルに招いてくれて、座ったとたんにそのお客も帰ったので、当初の席にゆっくり座る事が
出来た。
いつも注文は決まっているので、メモをみながらだ。考えなくてもいいのでらくちんだ。
最初に来たのは麩とブロッコリーの煮付けのようなもの。
これがおいしいのだ。けっこう濃い味ではあるがしくこくなくていい味を出している。
甘辛い老上海の味だ。
鍋が小さくなったような気がするが気のせいか?
次は小エビのから揚げ。ビールのあてにいい。
なんということはなさそうで、しかもなんとなくおいしい。
それから紅焼肉。
ここの定番のようである。ご飯が欲しくなる甘辛さだ。こってりしてるがおいしい。
それに鰈の煮付け風。これも濃厚でおいしい。
魚の旨みも十分にでている。甘辛い味付けが食欲をそそるのだ。
私の大好きな料理の1つだ。
たいがい堪能してきたが、おいしいからもう一品食べようと言う。
肉はいいから野菜でいこうという。
それでやっぱり麩の料理にした。
この麩もおいしい。
やっぱり、ここの料理はおいしい。誰でも好きになれる味付けだ。
ゆっくり味わって、いつまでも座っていたいが、表には結構行列ができている。
後の人に席を譲らなくてはいけない。
表に出たら、もう夜になっていた。
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ありがとうございました。
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