蘭亭の蘭亭序

先日は東京国立博物館で「蘭亭序」を見てきましたが、
今回はその蘭亭に来ています。ところがここには「蘭亭序」はありません。
勿論本物は唐の太宗が死ぬ時に一緒に焼かせたという事なので、存在しません。
しかし、臨書本が山ほどあるそうです。
私には書はよくわかりませんが、世に名筆といわれるものは、
すなおにすばらしいと思えます。
書をじっと見ているのも心が落ち着いてなかなかよいものです。

それで、蘭亭で蘭亭序を集めた本を見つけました。
いくつかの高名な臨書を印刷したものです。
印刷と言っても手刷り仕立てで500部限定発行みたいな事を書いています。
「これ、いくら」と聞くと。
「270元」と言います。
「まけてよ」と言っても、首をふるだけです。
こういうの見たことないし、立派な本なので、「まあいいか」と
買いました。
千古とあるから、古来有名なのは殆ど収録されているのでしょう。
勿論、「神龍本」もあります。「欧陽詢楷書」というのあります。
全部で21種類の蘭亭序です。壮観です。
多分、すごい本だと思います。

重かったけど、時々眺めて愉しんでます。

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