長谷川等伯のあの有名な襖絵、住職の留守中に勝手に描いたというやつだ。
あれは神護寺を描いたらしいでというのを何かで聞いた。
あの画は特に場所を特定するような雰囲気はないからどこでもいいのだが、どうせ
どっか紅葉を見に行きたいとおもっていたので丁度いいきっかけだ。神護寺へ行って
見よう。
車で行ったら162号線を北に上るだけ、簡単なコースだ。
が以外と遠い。高雄の山の中をぐるぐる回っていると足元が真っ直ぐにそろった杉林が
きれいだ。山を奥に入るにつれて紅葉の部分が多くなっていって、赤や黄色が強く
なっていく中を駐車場に着いた。
さすが紅葉の名所、車は殆ど一杯だ。そこから紅葉の間をちょっと下ると甘栗やら
豆やら饅頭やら、おいしそう。
ぞろぞろと一緒に下り切って橋を渡ると、ここから本当の参道の上り道だ。
階段もにぎやかで曲がり角毎にお店がある。
賑やかはいいが、聞こえててくる言葉は中国語がおおい。こっちもそや。
あっちもそや。観光客が帰ってきたんかなあ、そやったらええことやんか。
上りは結構長い。「こんな坂大丈夫かいな?」と思えるお年寄りも一生懸命
のぼってはる。「結構ご利益あるお寺なんやなあ」と思った。
そう言えばこの寺、「道元禅師の本を読んだ時にでてきたなあ」確か、文覚上人が
再興された寺で、道元禅師の母が帰依していたと言う話だった。
上り詰めると門がある。記念写真の方々の横をすり抜けて中に入る。
境内は紅葉が美しい。
ここは山寺、広い境内というよりはあちらに上りこちらに回り、上って又下りて
いろんなところにお堂がある。
一番奥の方はちょっとした展望台広場になっていて、カワラケ投げをやっている。
私はめんどくさいから投げないのでご利益はないが景色はすばらしい。
みわたせば松に紅葉をこきまぜて山こそ秋の錦なりけれ(藤原良経)
こんな感じかな。
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ありがとうございました。