時々奈良遊、「法華寺」

好きでたまらんわけではないが、時々京都や奈良の寺社に行く事がある。
今回は奈良に向かった。普段あまり行かないところに行ったのでちょっと感想を。
去年は奈良遷都1300年祭ということでいろんな催しをやってたし、テレビやなんかでも
沢山特集があった。こういう時に普段見られないものが見られるし、知らなかった情報も
もらえるのでいいことだ。そんな中でやはり大仏を造った聖武天皇とその后の光明皇后に
関する話が際立っていたが、その光明皇后が開かれたのがこの法華寺だ。
大阪から行くと、阪奈道路をどんどん下っていって、平城京跡が左に見えたら、すぐの
大きな交差点を左に曲がり、バイパスで向こうに渡ったらすぐ左手に看板が見えるので
それに従って又左にまがっていくとすぐにある。平城京にひっついてあるようなもんだが、
それはあたりまえだろう。
幸い駐車場には誰もいない事務所自体が閉まっている。ということは無料で駐車できると
いうことだ。こそこそしないでもお金をとりにこない。
更にラッキーなことに国宝十一面観音立像も特別御開扉であった。
入場料はいろいろ込み込みになっていてちょっと高かったけどね。

門を入ると、ちょっと変った建物が目につく。鐘楼ということらしい。あんまりみたこと
ない形だが裾のカーブが艶めかしい。
そこから右が、病気の民を温浴で治したという「からふろ」だ。
左に行くと本堂がある。
本堂は比較的低い傾斜の屋根が前後左右に大きく張っていて、堂々と立派に見せようと
言うよりゆったりと優美に見えるようにしようと意図しているように思えた。
今迄見て来た寺の雰囲気とはかなり違う。
遠くから見ると瓦屋根が光に映えて色が微妙に変化していてモザイク模様のように繊細で美しい。
「これはええなあ」と思った。

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中では光明皇后の御書も展示されていた。去年奈良国立博物館で見た、光明皇后の「楽毅論」
は女性とは思えない雄渾なお筆であったが、今回のも同じ様な印象を受けた。
書のことはあまりわからないが、びしりと厳しい字を書かれるんやなあと思った。
聖武天皇もびくびくしてはったんやろか?

奈良時代の扮装をした若い人がいて何人かまとめて説明していたが、有料なんやろか?
ボランティアなんやろか?

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料金込み込みの庭園に入る。
からふろから華楽園を通って、おしまい。

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平日だからか観光客は非常に少ない。
場所が不便でマイナーなところなためかタクシーでまわっているひともいるようだ。
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ありがとうございました。