三重遊、丸山千枚田、赤木城と熊野古道の旅−28、熊野市の街をぶらぶらして帰る。

熊野市の街をぶらぶらして帰る。

さて、昼飯を食い終わった。ツアーのスケジュールも全て終わった。
それで13時すぎ。帰りの電車は16時までないのだ。えらい時間がある。
持て余す。
しかたない。ぶらぶら街歩きでもしてみよう。
なんだか懐かしい。とても昭和な街ではないか。

何かよいお土産とか工芸品とか、海産物とかあったらええなあって思う。
多分、商店街の真っ只中にいるはずだ。
西へチョロチョロ、東へフラフラ。
開いてる店がない。どこもかしこもシャッターが閉まってる。

ここもえらいことになってる。廃墟とはいわんけど、過疎化してしまってる。
せめて干物や海産物のお土産買いたいなあと駅のちかくまで行ってみる。

確かに、駅前にはわしらがこのGOTOツアーを申し込んだ熊野市観光公社の
事務所があって、その近くに1軒だけお土産屋さんがある。
そこで少し買い物をした。
まだまだ時間がある。
しかも中途半端。観光には行かれへんし、簡単に行けるとこがない。
スマホをチクチクさわって時間をつぶすのも性に合わへん。本を読むのは電車に
乗ってから、これまたいくらでも時間がある。
で、考えた。スーパーに行ってみたらどうやろう。
もしかしたら、運がよかったら、この地独特の海産物やら農産物などに出会えるかもしれん。
何より時間つぶしにちょうどええではないか。

線路に沿って国道を少し東に行く。右手海寄りにおおきなスーパーがあった。
街中は閑散してたけど、ここに来たら結構人がいてる。
ゴーストタウンではなかったのだ。
食料品も沢山ある。
しかし、さすが大手スーパー、品揃えは多いけどわしの家の近くのスーパーと
変わらん内容だ。当然とは言え、そういうもんか。
他にも? と見て回ってもさしたるものはない。
それでもわざと時間を潰して、それでも暇になって、駅前に戻る。
その後は、熊野市観光公社の事務所で、ここは居心地が良い、時間をつぶして
やっと電車の時間になった。

こんだけ時間が空いてもお客が殆どいない。少々の旅行者。

客がいなくても電車は定刻にやってくる。

これから、ゆるりと松阪まで帰る。残念ながらこの時間帯、特急は走ってない。
社内はほぼガラガラだ。

右でも左でも、良い景色がきたらカメラを持って移動できる。
窓外を見てると、時々嬉しい風景に遭遇する。
人々の生活が垣間見えるときがある。

ちっちゃな子どもは電車が好きだ。指差ししなが見に来てる。
とても可愛い。
あるいは、母親に連れられた孫がお祖父ちゃん、おばあちゃんが電車で帰って来るのを
迎えに来てる。

一人寂しく降りていく人、乗ってくる人。
登山家風の旅人たちもいる。
ある駅から、外国人のバックパッカーもどきの人たちも乗ってきた。
こんな、コロナの時代にこの人達はどんな旅をしてるんやろ?
とても不思議だ。
ただ用があって移動してるだけか?
途中の侘しい駅で一人の外国人の旅人が降りて行った。ここからは乗り物も
ないはずだ。いったいどこへ行くんやろ?
果たして宿はあるのか? あてはあるのか?
いろんな風景が流れていく。
松阪に着いたら、目が覚めるようだ。とたんにとても慌ただしい。
すぐに近鉄特急に乗り換えだ。ホームが違うだけで同じ駅舎内、10分ほどの乗換時間。
えらい忙しない。駅弁を買う時間もない。
予めネットでチケットを買っておいてよかった。
座ったとたんに動き出す。この分では晩飯は無理そうやな。
大和高田駅でJRに乗換、これも慌ただしい。駅と駅が結構離れてて、地の利に暗い
わしには手間取るばかり。それでもコンビニで豚まんをゲットして急ぐ。
みれば、JRの電車が入ってくるとこだ。息を切らしながらやっと乗った。
さて、これで、今回の旅の話もおしまい。
また、宜しくお願いいたします。

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ありがとうございました。

熊野古道おもてなし館カフェ・喫茶(その他) / 熊野市駅

昼総合点★★★☆☆ 3.2