四川省、ミニSLの旅、芭石鉄道を行くー01、芭石鉄道って?

或る時、たまたまテレビを見ていら中国の風景が映っていた。
SLが走っている。
「へえー、まだこんなとこがあるんか?」と思いながら見ていたら。
なかなか感じがいい。
菜の花畑の中を小型の蒸気機関車が、「ボーー」と走っている。
観光列車ではなくて、毎日の買い物や用たしに使われるまるっきりの生活列車のようだった。
石炭積み出し列車でもあるらしい。
通称、芭石鉄道というらしい。
「いったい何処にあるんやろう」
中国四川省楽山市というところにあるらしい。
「こないだ楽山大仏を見に行ったちかくやないか」
成都から殆ど真っ直ぐ南、大体180kmのところに石渓という村があって、そこから
山の中に向かって列車が出ているらしいのだ。
「高速道路があるから、車をチャーターしても片道2時間程で行けそうやな」
「泊まるとこあるんかいな」
「成都に泊まって日帰りで行ってもいいし、テレビやと鉄っちゃんが泊まる
ドミトリーみたいな宿泊所があるそうやで」
「何か怖そうやなあ」
「世界中から鉄っちゃんが集まってるそうや」
だんだん行く気になってきた。
もうちょっと調べてみよう。
知り合いに頼んで中国の旅行社に問い合わせてもらう。すぐ返事が帰ってきた。
簡単に行けそうだ。
「そやけど、信用できるんかいな?」
チケットが事前に買えるかどうか?
列車に乗ったとして、沿線のどっかで拾ってもらえるか?
はかばかしい返事がない。
「行って見なしゃあないねんで」
「あぶない事ないんやろか?」
「坂道ようのぼらんと戻ってきたりして・・」
「スピードだしすぎて脱線せえへんやろか・・・」
「そやけど、沿線の景色はええやろなあ」
「長閑な生活風景も見たいなあ」
『やっぱりいかんとあかん』、『いきゃあなんとかなるやろ』
鉄っちゃんとうわけではないが、蒸気機関車と沿線を巡る旅はわくわくする。
何か楽しい事が待ってそうや。あんまりよかったら其処で泊まってもいいくらいだ。
と言うことで、友人達とこの旅をすることにしたのだ。
折角成都に行くのだから、ついでに、
道教の聖地、青城山。
巨大治水施設、都江堰。
紀元前の妖しい遺跡博物館、三星堆博物館。
なども巡ってみよう。

hajime110901

そういう旅のお話を始めます。

芭石鉄道は地図で言うとこんなところにあるらしい。


より大きな地図で 芭石鉄道(嘉陽鉄道) を表示

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ありがとうございました。