今、北京では、あちこち工事中です。
2008年のオリンピック開催に備えてか、地下鉄や、道路、建物、どんどん新しく変わっていってます。
大小、夥しい工事があって、ただでさえ渋滞の道がいっそう酷くなっています。
今回は、秋になってきたので、並木道がきれいかなと思って、国士監、孔子廟に行きました。
ところが、タクシーで行ったところ、道が渋滞して結構時間がかかり、着いた時には、国士監、孔子廟共閉館してしまっていました。
4時半閉館だそうで、ちょっと早いですよね。
静かな、銀杏並木みたいなのがある学問所的なところを想像してたのですが、結構お土産屋も多く、観光客も沢山いて、賑やかでした。
観光に来て、観光客が多いと不満を言うのは不遜というものなので、それは、言わないとして、向かいには国士監中学なんかがあって、やはり学問府という感じは確かにありました。
国士監というのは、儒教の帝王学を学んだ皇帝が、その教えを皇族や高級官吏に講義したところという事で、中に入れば、それに相応しい規模と格の建物や庭園があるようです。孔子廟というのは、隣に対で建てられるものらしく、ここでもそうなっています。
ちょっと気になるのは、これらの内部や門なども工事中だった事で、日本だったら、歴史の中に朽ちていくのも一つの美としてみているようなところもありますが、中国では、きらびやかに修復されたり、言い伝えしか残ってないようなものでも、まるで、本当に残っていたかのように新築されたりする例が良くあって、それも、中国人好みに派手っぽく、きらびやかなので、とまどってしまいますが、ここも、そうなってしまわないかという事でした。
勿論、日本でも、新たに作り変えてしまうような例もないではないですが、中国では、随分派手ですよ。
でも、やっぱりアカデミックな香りがする一角でした。
他には、少し離れた天文台。
清代の天文計機が再現されて、陳列されているらしいですが、やはり時間切れでした。
残念だけど、外から見ても天文台はそれらしく見えるので、雰囲気は分かりました。
やはり、天文学なんかも中国は昔からかなり進んでいたようです。
後で調べてみれば、どこも地下鉄沿線近くでした。
いつも、時間がないから、面倒くさいからとついタクシーに乗ってしまうのは、安直すぎるなって、大いに反省です。