兵馬傭

「もう1時半くらいやし、早よ兵馬俑行かんと時間ないで、遠いし」とタクシをとめました。
「兵馬俑と華清池に行きたいんやけど」、
「5時頃に運転手の交代があるんで、市内まで帰えらなあかんのです」
「・・・・・?」
「まあ、なんとかなるでしょう」、「行きましょう」
という事で、高速を猛スピードで行ってくれました。
着いたのはいいのですが、入り口を探してもなかなか見つかりません。
どうも、帰ってくる人ばかりのようです。
「間違って出口に来てしもたみたいやな」、「今から、入り口までいくのは目茶遠いなあ」、「このまま出口まで行ってしまって、そこから入ろう」、
「出口やから、チケット買う場所ないし、それで、あかんと言われたら、つらすぎるで」、で、帰りの人にたずねたら、「確かに出口でとめられるやろけど、チケットは兵馬俑の本館の入り口で買うから、強引に言ったら入れるやろう」とのアドバイスだったので、「強行するしかないで」と行きました。なんとか入れました。
登り坂を延々と歩いたのです。正規の道だったら、こんなにしんどくなかったのに。

中はすごいです。
すさまじい数の地下軍団がいます。

さすが、あの万里の長城の気宇壮大な徹底さ。
文字や通貨、度量衡を統一した権力とその意思。
そういうものをガチンと感じてしまいます。

この俑達にしても、ざくざく掘れるわけではなくて、素焼きや、土人形なんだから、そろそろ形を拭いだすようにして硬い土を除いていくのだと思います。その根気と徹底もすさまじいものですよね。
見てたら、疲れます。

heiba061119-1  heiba061119-2

heiba061119-3

今も中国は、この広大な国で、一つの言葉、一つの時間、一つの通貨で徹底しています。こういうところは、なんともすごいですね。