北京の春ー09.川底下村探訪、杏花村あり

「おっちゃん、ちょっと一服で今からお茶を飲むんかいな」
「わしも一杯お茶よばれたいなあ」

anzu110511-1

こういうところには是非一泊してみたいものだ。一日ぼーっとして、ちびちびと酒を
飲みながら杏の花を眺めていたり、古い家の写生をしたり、おっちゃんやおばちゃんと
茶を飲みながら話をしたり、ええなあ。
しかし、その為にはもっと中国語を勉強せんとあかんのだ。
確かに、泊まりたいと思う人は多いらしく、かなりの家が、飯を食わせ、民宿をやっている
ようだ。

おっと、画の老師は先に降りてしまった。
わしらはもうちょっと先に行こう。
「みんなあの山の上にある東屋に行こうとしてるんかな?」着いていこ。

anzu110511-2

「あっちの方の景色はええ感じやなあ」
山肌に突き出た石壁と古い瓦屋根の家がええぐあいだ。
ずっと奥の山には杏の花の花畑が広がっている。

anzu110511-3

ずっと以前に山西省の平遥古城に行ったことがあって、その近くに、「杏花村」があった。
本当か嘘かわからんけど、あの有名な杜牧の詩に出て来る、
「・・・借問す 酒家いずれのところにかある 牧童遥かに指さす 杏花村・・」という
その杏花村だ。これはいかんとあかんとおもっていたが、なんだかんだとはぐらかされて
結局行けなかった。
杏の花と聞くとあの旅を思い出す。
そう言えば、パキスタンの山奥にも杏の花さく秘境の山村があるそうな。
そこにも行って見たいなあ。
でもここでええやんか。ここで酒を飲んだら全くあの詩の世界やで。

この水車も「味あり」やけど、もう使こてへんのやろなあ。

anzu110511-4

この村にこんなに家がある。
そして、あんなに車が来てる。

anzu110511-5

こっちは来た道の方角だ。
観光バスも一杯。車も満杯状態だ。

anzu110511-6

もうちょっとのんびりしてたいけど、先に降りた老師はどうしたんやろ。
携帯に電話したら、
「村と反対側の丘に登ってるで、村が全部見えてええ景色やわ。皆でスケッチしよ」
そういう事なら急いでいかないといけない。
ちゃっちゃとおりよう。

anzu110511-7

ブログランキングに参加しています。よかったらクリックをお願い致します。

にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ
にほんブログ村

ありがとうございました。