北京の春ー04.「福家楼」で老北京料理の晩飯

たくさん歩いたから、たくさんお腹がすいた。
もう首から上は、「冷たいビールをギュインと飲んで、美味いもん食って・・・」というモードに
なりきっている。
「早よいこ」
「昔からの北京料理を食わすとこに行くか」
「宮廷料理と違て、家庭料理やで」
この人数やと、タクシー2台になる。ちょっといやなパターンだ。よっぽど有名か、よっぽどこっちが
しっかり知っててきちんと道順を指示できるのでないかぎり、びしっと行けるとは限らないのだ。
ましてこっちはレストランの名刺の住所がたよりなだけだ。
あんのじょう、「この辺にあるはずや」近くの交差点に下ろされた。
もう一台に電話してみると、やっぱりどっか近くの交差点に下ろされたらしい。
今やらなあかん事。
2組が合流すること。
レストランに行き着くこと。
「いったい、どこにおるんや?」、「歩道橋見えへんか?」
あまり何も考えずに合流行為に入ってしまってる。
「○○ちゅうビルの前まで行こ」
暗い中で、ランドマークの全くわからんとこで、まあなんとか合流できた。
「店はあの信号渡った向こう側らしいで」レストランに電話してやっとわかった。
実はこの店、2年程前に一度だけ来たことがある。しかし覚えてるはずがない。
北京では有名?な昔ながらの家庭(庶民)?料理の店なのだ。
以前このブログで紹介したこともある。
上海の「蘭心餐廳」みたいなとこかな。
店構えは一見古風ではあるがそんな風に造られたものだ。中もそういう雰囲気作りをしている。
昔の北京のモノクロ写真を壁に貼ってオールドファッションの味をつけている。
店員の衣装もそうなんやろか。
「とりあえず燕京ビール」、「冷たいやつ。生で」北京は冷たいビールが普通に飲めるからありがたい。
燕京というのは北京の昔の名前をとったビールで北京では青島ビールより人気がある。

食べた料理で主なもの。
「麻豆腐」
 緑豆のおからを唐辛子とネギで炒めたもの。日本のおからよりねっとり感がある。
 ぴり辛でおいしい。わしは大好きなのだ。
「拌茄泥」
 茄子を叩きつぶした上からゴマだれをかけたもの。
 茄子のあっさり感にゴマだれがあう。上に乗ったおろしにんにくが食欲をそそる。
「地三鮮」
 茄子とピーマンとジャガイモの炒め物。
 そのまんまの味。わかりやすくて食べ易い。
「面筋塞肉白菜」
 がんもどきみたいなのと白菜のうま煮。
 日本の野菜の煮付けみたいで、これもわしは大好きなのだ。
「肉片扁豆」
 隠元と豚肉の炒め物。
 隠元がうまい。
「干炸丸子」
 普通の肉団子。からっとして、塩で食べるとおいしい。
全体に油濃さが少なくて、野菜が多くておいしい料理であった。

yoru110505

腹が減ってたもんで、ついつい食べ過ぎてしまった。
気をつけないと、中国では毎日こうなるのだ。

店名、「福家楼」
ジャンル 北京家庭料理
住所 北京市東城区東四十条23号
電話 010-84037831
営業時間 不明
定休日 不明
メニュー 中国語
言語 中国語

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ありがとうございました。