只今、「北京の春」の旅を連載中でありますが、日本の食べ物屋さんの話も挟んでおかないと忘れて
しまいそうなので、唐突ではありますが、ちょっと割り込みます。
今でも京都に良く行く。画を習いに行くからだ。
ちょうど昼飯を食って行けるように設定してある。
それで、昼飯を食う事になるのだが、楽しみでもあり面倒でもある。新しい目標を見つけて行く時は
楽しみだ。目標がない時は面倒だ。
面倒な時や出汁巻き卵が食べたくなった時は、「はやし」という定食屋さんに行くことにしている。
東大路通りを三条から四条に向かう途中、東山三条のバス停の丁度眼の前にある。
ここはご飯時になると平日でも満員になる人気の店だ。
常連さんは勿論だが、旅行者もふらりと立ち寄るみたいだ。外国人を見掛ける事も多い。外国人に
とっては店の前に料理の写真を大きく貼ってあるのが分かり易くて安心感があるのだろう。
中に入っても、壁の写真をみて指さしで料理を注文している。これなら間違いない。
それに何と言ってもボリュームがあって値段が安いのが魅力なのだ。日本人にも外国人にも値段が
安いのは分かり易い。
勿論、味もいい。
中に入ると、当然のことながら相席だ。ゆずりあって詰め合わせて腰掛ける。
ちゃっちゃと食べてちゃっちゃと出て行くのだ。
焼き鯖定食とか和食の日替わり定食みたいなのが人気のようだ。
若い人は、唐揚げとかトンカツとか肉系のものを頼んでいる。
それはそれで旨そうなのだが、私にはカロリーが高すぎる。
私の注文は、「きつねうどん」と「出汁巻き卵」なのだ。
出汁巻き卵は、「お客さんが多い時はお断りすることもありますから」と調理場に確かめに行って
くれる。
「きつねうどん」はあまいおあげさんが入って、薄味だがしっかりおいしい出汁がきいていておいしい。
出汁巻き卵はいつもあつあつふわふわだ。ちょっとずつ箸で切りながら大きいのを食べ進むのが楽しみ
なのだ。卵焼きを前にしたらいつも子供になってしまうのだ。
時には卵がちょっと焼きすぎのときもあるが、忙しい時に無理をいったからしょうがないのだ。
この組み合わせは、ずっと前に別のお客さんが注文して食べているのを横目で見ていて、
「今度は絶対あれ食うぞ」と心に誓ったやつなのだ。その人は、それに小ライスをつけていたが、私は
ライスなしでいく。
時には定食もと思うが、入ってしまうとやっぱりきつねと卵になってしまう。
簡単明瞭だが、私にとってはおいしい昼めしだ。
明日は又、北京の話の戻りますのでよろしくお願いします。
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ありがとうございました。