サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォードブラウン

カズオ・イシグロの「夜想曲集」という短編集を読んでいた。 カズオ・イシグロは私の大好きな作家の一人だ。 とても鋭い感覚で文を書く人だ。 その中で、ある人が、古い友人夫婦を訪ねる一篇がある。 微妙に壊れかけた夫婦。 でも、どちらも何とかしないといけないと思っている。 しかし、 「僕に何ができると思っているんだ?」 「僕に何ができるんだ」 ・・僕は落ちこぼれ・・ ・・「やっぱり私達やり直さなければ」・ […]

心斎橋、「萬宝海鮮屋」

久しぶりに、古い友人達と飲みに行った。 ミナミの中国バーだ。 「ええなあ中国語がしゃべれるで」 「中国語のカラオケも歌える」 みな、おおはしゃぎだ。 昔のなつかしい思い出がよみがえる。 それで、話していると、中国人のママが、 「この近くにおいしい中国料理の店がある」と言いだした。 「東北料理だよ」という。 「それはええなあ」、「ぜひ行ってみたい」と思った。 「こういうのはなかなか改めて来るのは億劫 […]

最近夢中で読んだ本の話、柴崎友香、ヴィカス・スワラップ

柴崎友香、「その街の今は」 この本、ゆっくり大事に読んだ。 今暮らしている大阪が舞台だ。 本町界隈、心斎橋界隈。ミナミのあちこち。 大好きな街角話だ。こんな風に自然に自分の暮らしているあたりを 描けたらいいなと思った。昔の写真と今の風景。 変わっていくなかに変わらないモノがある。 変わって欲しくないモノがある。 自分やまわりの暮らしを穏やかな暖かい目で見ているように思える。 「いいなあ」 お大師さ […]

北京、「譚木匠」の柘植の櫛

前に、諸葛孔明の「出師表」の竹簡を買った話を紹介したことがある。 実はその店には、柘植の櫛を買いに行ったのだった。 「譚木匠」は昔から柘植の櫛の細工で有名なんだそうだ。 柘植と言っても同じものは中国にはなくて、「黄楊」という木がこれに あたるのだそうだ。それを知って、この店に一度行ってみた事があるが ちょうどオリンピックの再開発で閉店してしまっていた。 最近、前の店の近くに再オープンしたというので […]

天神橋で辛い中国料理

少々前になるが、ある昼下がり、たまたま天神橋5丁目あたりを通りかかった ので、何か美味しいものを食べようと考えた。 「そう言えばこのあたりに辛い中国料理を食べさせる店があったはずだ」 と記憶を頼りに歩いてみたが、なかなか見つからない。思っていたよりも 更に先の方にあったのだ。 それでも、やっと発見。 店に入ったとたんにあの「麻辣」の懐かしい匂いが鼻を打つ。 「これや」と思わずニンマリした。 「何に […]