鰻の「魚伊」

「もしもし、すみません。近くまで来て、道わからんよになったんで教えて欲しいんですが」 「えっと、その道を戻って関目神社が左に見えたら、そこを右に曲がるんです」 「関目神社が見えた」でも右にある。理屈やとここを左にまがるんやろか。 でも何もない。どうやら、関目神社は大きいみたいだ。いろんな道路から見えるのだろう。 だから左に見える道に行きつかないといけないらしい。 「あの人に聞こう」 「魚伊やったら […]

最近夢中で読んだ本、吉田修一、ドストエフスキー

吉田修一、「キャンセルされた街の案内」 この表紙が気に入ってこの本を読み始めた。 地図がデザインされている。どうやら旅の本らしい。 しかし、唯の旅の本ではなかった。 心象の中を旅するのだ。 どこか知らない街を歩いていたとしよう。評判の美味しい店をやっとみつけた。 裏通りの小汚い店だ。入りにくい。どうしよう? こっちから見たら 「今、入ろうとした人がいたね」、「そう?」 「それで、あんたは・・・・・ […]

煙草は燐寸で

最近、海外に行くと、煙草を吸うのが不便になった。行きも帰りも、入った先の国内線でも ライターは絶対取り上げられる。 そうなると、ホテルの燐寸を使ったりして、燐寸で吸う機会が多くなった。 元々、燐寸をすって、煙草に火をつけるときの臭いや雰囲気が好きだったので、日本でも 燐寸で吸ったらええやんかと思うようになった。 しかし、日本で燐寸を備蓄しておくのは結構難儀だ。 昔は喫茶店に行ったら必ずその店の名前 […]

これはうまい、鰻の「きよはら」

「ちょっとはよ来すぎたかな?」、「まだ11時ちょっとすぎくらいや」 車できたら時間が読めない。 「いいですか?」、「いいですよ。座って待って下さい」 とりあえず一番のりだ。 店の中も私の好きなB級ぽくていい感じだ。 店は開店準備作業中だ。それでもじきにお茶が出て、注文を聞いてくれる。 「鰻重ふたつとう巻下さい」 そうこうするうちに早くも客が入ってきた。おやじさんが鰻を焼く準備をはじめてる。 どうや […]

久しぶりに文楽に行った

大分以前に本で、「曽根崎心中」を読んでから人形浄瑠璃が好きになったのだ。 その後、何回か文楽に行ったが、残念ながら「曽根崎心中」はまだ見ていない。 まあ、「文楽であったら何でもええか」という部分もあるのでそれはそれでいいのだ。 今回の出し物は「菅原伝授手習鑑」と「日本振袖始」の豪華二本立てだ。 予約する時にえらい早い目だったので、「どこがいいですか?」と言われて、選べる所が 多すぎた。わからんまま […]