お初天神界隈も変わっていく?

先日、久しぶりにお初天神のあたりに食事に行きました。
境内を抜けて、奥の方に昔からの小料理屋が集まっている一角です。
おどろきました。
もう店が半分くらいになっています。
再開発が始まっているのでしょうか。
無くなった店跡は更地になっています。
文楽で有名なお初、清兵衛の心中物語ゆかりの神社の境内の薄明かりをぶらぶらと通り過ぎるといくつかの小料理屋がある。
こういう風情のあるところでした。
好きな一角だっただけに、ちょっと寂しいですね。

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ここだけではなくて、私が初めて大阪に出てきた頃は、今の丸ビルや第3ビルや第4ビルのあたりに、まだ闇市あとの妖しい店が残っていました。
古本屋なんかもあってなかなか面白いところでした。
こわいような、うれしいような活気がありました。
田舎から出てきたばかりの若者にとっては、新世界界隈もそうでしたが、なんとも驚きでもあるし、興奮でもある一帯でした。
その頃は、旭屋書店もそのあたりにあって、裏口の専門書館をでたところに「眠眠」があって、本屋に行った帰りに、「ジンギスカン」と餃子を食べるのがささやかな楽しみだった時代でした。
古いものがいいとは言いませんが、
街がどんどん新しく、機能的になっていくにつれて、
なんだか、風情のある、味のある風景が無くなっていくのは、寂しいものです。
大切なものを無くしていくような気がします。