香炉峰という白酒

初めて白酒(バイチュウと読みます)を飲んだのは何時だったろう。
友人と長江三峡を下る船の中でした。
なんと臭い酒だと思ったものです。臭くて癖があって強い。そういう酒でしたが、うだうだとつい飲んでしまう酒でもありました。
それから、中国に沢山来るようになって、宴会での白酒攻撃でも何度も痛い目にあいました。宴会で使われるような白酒は高級なのが多いので臭くはないのですが、強いのは同じです。50数度あります。
乾杯、乾杯とやっているうちにぼろぼろになります。
そういう事で普通は白酒と聞いただけで引いてしまいます。
今日は、廬山の旅の夜。
山の中の宿で何もありません。久しぶりにあの友人と同宿です。
こういう夜は、ゆっくり飲もうかという事で、白酒を買いました。
酒の名は「香炉峰」、なかなかいいじゃないですか。
白居易とか李白になって廬山に遊んだ気分で酒を飲もうではないですか。
味はなかなかいいです。一本70元くらいの酒ですが癖も殆どありません。強いことは強いけど、少しずつ静かにのんだら大丈夫です。
白酒もじっくり飲むには中々いい酒だと思うようになりました。
危険ですが。

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つまみは開心菓(ピスタッチオ)。
笑って過ごす夜でした。

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という事で、上海経由で廬山観光に行きましたので、明日からその連載を少しやってみます。