最近は北京に行くと、水墨画の練習用に紙を買うために瑠璃廠に行くのが習慣になってます。
最初は老舗の「栄宝斎」で買っていたのですが、少し高いので、今は別の店です。
この「栄宝斎」は文房四宝の100年以上続く老舗で、明治の文人達もここの道具を愛用していたそうです。特にここの店の透かしが入った便箋が人気だったという話を聞いた事があります。
この店は国営なので、値段は少し高いめですが、価格交渉ができない分、騙される事も少ないのかなと私としては安心しています。
外の店だと、最初は法外な値段を言ってくるので、余程、適正な価格を知っていないと、値段交渉に負けてしまいます。
反対に、知っていると、相当安い値段で買えるかもしれないという利点があります。
「栄宝斎」では、文房四宝だけでなく、現代作家ですが書画も売っています。
それで、北京に何度も来ている記念に、画を1枚買いました。
こういう画は好きですが、まだとても画けないので、眺めて愉しんでいます。
レストランでオークションしているような書画は安いですが、ここのはかなりの値段がします。
価値をどうみるかということでしょうね。
名人の文人が愛したものと同じかどうか分かりませんが、便箋も買ってみました。
さて、何に使いましょうか。
毎週月曜はこだわりのモノの話です。