北京の春ー05.北京の朝は揚げパンと豆乳だ

朝起きたら、眼が痒い。鼻もむずむずする。
天気がええから柳絮も黄砂も花粉もとんでるんやろな。中国に来たら花粉症から解放されると
期待したのが大きな間違いだった。
ぐちゅぐちゅしながらも朝飯を食いに行こう。
「前に来た時、近くに『永和大王』見つけといたんや」
知ったかぶりで皆を連れて行こうとする。
朝は揚げパンと豆乳に限る。『永和大王』というのは、揚げパンと豆乳の専門チェーン店なのだ。
安いし清潔なので気に行っている。
王府井大街を北に行って、五四大街の交差点を更に北に渡ると東側のブロックが丸々「隆福寺街」だ。
はるか昔から門前市が栄えていたようで、古い北京の事を書いた本にもよく出て来る。
今では、安もの雑貨や小吃の屋台が立ち並ぶ商業街になっているが、朝早くから人の出入りが多い。
そちらには行かないで道の左側をもう少し北に進む。
「もうちょっと先やで」
「????」
「あれへん」
どうみても店があったところが空き家になっている。何軒かならんで空き家になってしまっているから
又又再開発にひっかかったんかもしれん。
「どやっ、美味いやろ」と言おうしたら当てがはずれてしまった。
「どこへ行こ?」と言ってもあたりにはレストランが見当たらない。東福寺街に入ってしまえば、
小吃の屋台が沢山あるのはわかっているが、衛生上かなり気がすすまない。
「しゃあない、あそこにでも行くか?」
友人が道路の向かい側を指さすので良く見ると、小さな食堂だ。
覗いて見ると、衛生面もなんとか行けそうやし、客が多い。どんどん入ってくる。
「こういう店なら大丈夫やろ」
見ると、殆どの人が豆乳か粥で揚げパンを食べている。揚げたてで美味そうだ。
ふかふかの饅頭もある。こういう店はこういうのが美味しいのだ。
「豆乳と揚げパン、菜包子下さい」
この野菜入り饅頭のあつあつを食べると皮がおいしいし野菜餡もおいしかった。

asa110506

わしは牛乳はだめだが、豆乳はいけるのだ。中国の豆乳は甘みをつけて日本より飲みやすくしているようだ。
揚げパンを豆乳に浸して食べる。揚げたてのあつあつはいくらでも食べられそうだがええかげんに
しとかないと又食いすぎだ。
こういう店は安くて美味い。一人100-200円くらいで済んでしまうから、人気があってこんなに混むのだろう。
北京も最近は物価が上って大変なんだそうだ。

さて、元気が出たところで出発だ。

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ありがとうございました。