旧満州国の時代、満州鉄道の主要な各駅の駅前に「大和ホテル」があったそうです。
大連、瀋陽(奉天)、長春(新京/満州国の首都)、ハルピン等です。
大連に何度か来ていて、その度に前は通るのですが、じっくり見たことはありませんでした。
今回、少し時間があったので歩いて付近を散歩してみました。
なかなか綺麗に保存されています。
当時の日本の技術と、大陸にかける夢が偲ばれます。
戦争があり、不幸な歴史があって、様々な思いがこういう史跡の中に封じ込められましたが、
そういう事があったとしても、きちんと現実にもホテルとして使いながら、
史跡として保存しておいてくれるという姿勢がうれしいと思います。
中国は、土を掘ればいくらでも悠久の歴史が湧いて出る国だから、
保存するべき史跡には事欠かないでしょうが、
多くの史跡が使いながら保存するという形をとっているのが私には好感です。
改装を禁止された中で生活しながら保存もするのだから、大変でしょうが、そこでの生活ごと保存という事も大事なことだと思います。
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