今年も中国を中心に沢山旅に行った。
どれも超細切れだけど、それぞれが忘れられない思い出になっている。
年末なので1年を振り返ってみよう。
印象に残った風景、画に描きたい風景。
1.桂林
何と言っても甲天下、天下第一の眺めといわれるだけあって、
あの水墨の景色がこれでもかこれでもかと限りなく続く漓江の河くだりは圧巻であった。
2.麗江、シャングリラ
世外桃園、この世の他の桃源郷。随分観光地化されてしまっているけど、
異郷に来たという感覚がずっとあった。
空の青さ、山々の景色、高地の暮らし、あまり俗化しないでいてほしいものだ。
3.黄山
水墨画の題材に良く出てくる山である。
奇岩、奇松と雲海の世界。随分期待していったが、シチュエーションが揃う時は限られている。
短い時間で通り過ぎるだけだと、雰囲気を垣間見て想像するしかない。
残念だけど、カタチは目に焼き付けたつもりだ。
4.龍門石窟
敦煌の壮大さには及ばないが、岩壁に穿たれた石像の群れは圧巻。
多くは、顔を壊されていて、歴史の傷跡を感じてしまった。
5.廬山
多くの漢詩に謳われた霧に煙る廬山。
しかし、ここは中国共産党の聖地という別に意味合いがあって、巨大な観光地になってしまっている。
有名な李白の大瀑布も水量が減って、平凡な眺めになってしまっていた。
かなり残念。
今年も元気がでるいい旅ができた。
私の人生は幸せだと言える。
と、思う!