暮れに、梅田を買い物でうろついていたら、晩御飯の時間になってしまった。
最近、カロリー多いの食べてるし、何か軽いもの無いかな?と物色。
西から第一ビルに入る、B2Fの小口に、うどん屋がある。
さらっと通り過ぎてから、何と美味しそうという勘が働いて、戻る。
席について、「きつねうどんとかやくご飯ちょうだい」
「・・・・・」、返事がない。
無視というようりは、仕込みに夢中で聞こえていない。
もう一度言う。
「すみません、ちょっと待ってね」、やっと反応。
しばらくして注文を聞いてくれた。
無口なおじさんだ。
気取って無口なのではなくて、麺をゆでたり、水でしめたりと夢中でやっている。
私的には好印象であった。
近くに、「はがくれ」という讃岐うどんの人気店があって、
そこは、確かにおいしいけど、講釈があったり、気取りがあったりする
気がしてちょっと苦手だ。
それに比べると居り易い店だ。
うどんは讃岐風、つるつるぴかぴかではないが、こしはあっておいしい。
だしが大阪風で好い。それに、きつねうどんの油揚げが山のように
仕込まれて準備されている。
きつねうどんがおいしくて、客がそれを食べに来るという証拠だ。
かやくご飯も、具がシンプルでよい。
安くておいしい店を見つけた。
「手打ちうどんの店、たかはた」
大阪梅田第一ビルB2F
旅をしても、この勘のよさで美味しい店を発見していると思っている。
毎週水曜は食べ物に関する話です。