街中、熊野街道を歩く。大鳥大社から久米田まで。ー06、平松王子へ。

さて、篠田皇子を後にする。

まだ先は長い。

暑いけどがんばろう。

結構道幅が広い住宅街をひたすら歩く。

照り返しがきつい。

日陰が短い。

軒下が少ない。

暑いですなあ。水分補給をしながら歩く。

道はほぼ平坦である。

その平坦さが単調でつらくもある。

あじあん

街中公園みたいなとこを通る。

なんだか看板があるみたい。

あじあん

「小栗判官の笠かけ松」、「照手姫の腰かけ石」と書いてある。

助かった。

わしらもここ腰かけさせていただこう。

大きな松の木陰がとても魅力的。

ついでに看板をじっくり見てみる。

いわゆる小栗伝説である。

諸説あるらしい。

どっかの国の偉い領主が騙されて殺される。

地獄に行くけど、閻魔大王の計らいで戻されるが、病でボロボロ状態。

動けない、歩けない。

熊野に病を治す湯があると、妻の照手姫が土車を押して旅にでる。

えらい上人さんが、この車の手助けをしたら、ご利益があるというんで皆が助ける。

とうとう熊野にたどりついて、湯ノ峰温泉にたどりついた。

そして、復活。再生。

めでたしめでたしというお話である。

昔、高野山には高野聖という人たちがいて、全国をくまなく巡って、高野山のご利益を宣伝してまわったらしい。

そして、熊野大社には熊野比丘尼という人たちがいて、これまた全国津々浦々を歩いて、熊野詣での素晴らしさを語っていたのだそうだ。しかも絵ときのプレゼンまでついてたというからすばらしい。

いつの時代も宣伝が大事ですなあ。

わしらは、熊野街道を歩いてる。

それは、同時に小栗判官の辿った小栗街道でもあったのだ。

知らんけど。

そういえば、前に熊野古道を歩いて、本宮大社まで行ったとき、湯ノ峰温泉の最古の湯というのに入ったことがある。

とにかく暑いんでゆっくりしすぎた。

頑張って歩こう。

あじあん

てなことで先に進む。

またまた、住宅街。

熊野街道の標識はほとんどない。炎天は変わらない。

とぼとぼ歩く。

どんどん歩く。

途中でちょっとおかしいと思った。

さっきの二股道でもしかしたら左に行っとくべきやった?

地図を見直す。

やっぱり間違ってる。

引き返す気はしない。住宅街の中を左に突き切ってしまおう。

結構坂になってる。団地の中は通り抜けし難い。

Googleマップをたよりに強引に突き抜ける。

やっと熊野街道に出た。

あじあん

そして、平松王子。

やれやれ、ただの公園だ。なんもない。

道の向かい側に石碑がある。

これか。

やれやれ。

ここで、全行程の約半分くらい。

暑いなあ。

あじあん

街中、熊野街道を歩く。大鳥大社から久米田までをYouTube動画にしました。ご覧下さい。

 

平松王子跡の地図です。

あじあん

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