さて、ほぼ半分。
ここからは、多分、ほとんど平坦、単調な道がつづく。
しかし、暑さ、絶好調。
ギンギンの日差しが直射してくる。
なんだかヤバそうだ。
友人の様子を見てみる。あんまり楽しくはなさそう。
山に登るときは頂上を目指すたのしみがある。
地上を歩くときは、いろんなポイントを巡る楽しみがある。
今回は、もひとつ楽しみが薄い。
歩くだけが目的になっててもそれはそれでええんやけど、ちょっと虚しい。
なんせ、暑い。
ここらでやめようか。
即、相談がまとまった。
熱中症は怖い。
毎日のようにメディアが叫んでる。外出するな。エアコンつけろ。
まあ、用心にこしたことはない。
注意喚起は間違いではない。
でもなんだか、世の中が萎縮する方向にばっかり叫んでるみたいなきがする。
モノには言いようがあると思う。
アレするな、コレするな、動くな、じっとしとけ。
こんなんばっかり。
こうやって切り抜けよう。元気だそうって方向でやってほしいなあ。
とは、いうものの熱中症は怖い。
数年前に、友人たちと、「しまなみ海道」を自転車で走ったことがある。
その日も炎天下だった。今日と似たような気温だ。
日陰がない。サイクリングロードに日陰がないのはしょうがない。
どんどん走る。
たまにコンビニで涼をとるのが楽しみだ。
だんだんコンビニもなくなってきた。暑い。
次のコンビニで・・とか、もうちょっと行って、日陰があったら・・とか
思いつつ、あと、ちょっとだけ、あとちょっとだけと
ついつい頑張ってしまう。
そのうち、なんだかやばい気分になってきた。
息苦しい。これはいかん。
ちょうどあった、日陰でもない小さな木の下にへたり込む。
呼吸が荒い。これはいかん。
水分をガブっとやりながら、エナジージェルみたいなのを食う。
これで、どうもならんかったら、救急車呼ぼう。
日陰にもならん木かげでハーハーやってるうちに少し呼吸が落ち着いてきた。
幸い風が吹いてる。海風がありがたい。
救急車呼ばんですみそう。
「あとちょっとだけ頑張ろう」っていう昔人間の根性があかんのやとつくづく思った。
では、駅に向かう。
てなことで、簡単に中止してしまった。
幸いJR信太山駅が近くにある。
坂を下るだけだ。
真っ直ぐおりたら、左に曲がる。
駅まで来たはずやのに、駅舎に入れない。
線路の向こう側か？ どこをどう行ったら？
地下道を発見。なんだかようわからん。
やっと見つけて駅に入る。
あと１０分で電車が来る。これはラッキー。
あっという間に日常に戻った。
街中、熊野街道を歩く。大鳥大社から久米田までをYouTube動画にしました。ご覧下さい。
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JR信太山駅の地図。
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