「東興順爆肚張」という北京のモツ屋さん

日曜日に書きかけた話の続きになる。
映画、「胡同の理髪師」では、出張散髪専門のおじさんが、友達のモツ屋に行くと、いつも
必ず座る席があった。前海に面したガラス張りの席につくと、いつものモツが出てきて・・・
といった場面であったが、今はオリンピックがらみの再開発で場所が移転してしまった。
と言っても前に場所のすぐそばだそうだ。看板を見ると、漢字の他に見慣れない文字が
書いてある。ウィグル文字の様だ。とするとここはイスラム料理の店なのだろうか?
そういえば表の通りもイスラム徒風の服装の人がちらほら歩いていた。
店内にもウィグル文字がある。店員はそんな風な帽子をかぶっている。やっぱりそうだ。
でも、「モツ料理ってイスラムで食べてもええんやろか?」、「酒もおいてあるで」

とりあえず「麻豆腐」を頼んだ。これはおからをねっとりと炒めたものだ。
素朴な味でおいしい。

次はセンマイだ。殆ど癖がなくて、さっぱりしている。なかなかおいしい。
格別というほどではないがかなりいける。
甘辛いごまタレにつけて食べるのだ。

そして、羊の腸?ミノだろう。しこしこしているが柔らかい。癖がなくておいしい。

ついでにウシのミノもいって見よう。殆ど見た目は同じ。
しかしちょっと癖がある。これも結構いける。

「これはちょっと甘すぎるなあ」
「あの向こうの席に人が食べてるやつ下さい」ということで、万頭みたいなのが美味しそう
だったので頼んでしまった。

北京の小吃というと、モツ屋台でいろいろ妖しげなモノを食べさせているようだが、そういう
店も又試してみないといけない。
今回は映画で見たあの店を探訪できて楽しかった。
やはり北京は行くところが一杯あっていいのだ。

店名 東興順爆肚張
ジャンル モツ料理
住所 北京市西城区前海東沿
電話 010-6405-7412
メニュー 中国語のみ
言語 中国語のみ

毎週水曜は食べ物に関する話です。