家に帰ってから。
昨日の話のふぐの粕漬け、どうなったか。
今夏の北陸の旅で、カニを買って帰ったけど、それはすぐに食った。
日持ちするわけがないし、やっぱりすぐに食いたい。
で、干物や糠漬け、粕漬けの類は元々保存食。ゆっくり食ったら良い。
その中忘れてしまって、何年もしてから冷蔵の中で発見するなんてことがよくある。
そうなると食えるのは思い出だけ、情けない。
今回はちゃんと覚えていた。
晩酌に。
手術以降、酒の量は極端に減った。それでも、ほんの少しずつではあるけど増えている。
今は1合程度。
不思議なことに、水や炭酸で割ったら多く飲めるわけでもない。どうやら、容積が効いてるみたい。ほんまやろか。
わからんけど、それなら、濃いほうがいい。
てなことでちょっと濃い目のやつをストレートで呑んでる。
今、もっぱら呑んでるのは、与論島の黒糖焼酎、「島有泉」というやつだ。
スッキリして、コクがあって、辛口で、切れが良い。それに風味がとてもよいのだ。
ここ数年、ずっと愛飲してる。
毎晩ちょびっとずつやけど。
ちょっとずつしか飲まれへんのに、やめられへんのも不思議な話だ。
酒のアテでいただく。
では、晩酌のアテでこのフグをいただいてみよう。
調理は必要ない。パックから出してスライスするだけだ。
とても塩辛い。塩漬けやから当たり前。でも辛すぎない。
じわっと旨味がやってくる。
フグの歯応えと風味が良い感じ。
強めの酒でちびちびやるのが合ってる。パクパク食うもんではなさそう。
ええもん見つけた。
そう言えば、ふぐの卵巣の糠漬けもあったみたい。
卵巣の毒は漬けることで消えてしまうそうな。
あっちも買って帰ったらよかったなあ。
ついでに鯖のへしこも食う。
こっちは更に塩辛い。でも風味たっぷりでとても美味しい。
どっちもちびちびといただこう。
冬の夜にとても似合ってる。
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