中国の人達と奈良、金沢へ-07 永平寺へ

さて、奈良から宇治に行って一旦旅は休憩だった。二日間は京都観光という予定
であったが、私はパスさせてもらって自分の旅に行った。先日ブログに載せた
宇陀の旅だ。
危うく熱中症になりかけながらも戻ったら、次は金沢旅行ということだ。
「途中で永平寺に寄りましょう」ということで、又々皆さんをのせて出発だ。
今、「道元禅師」の本を読んでいるから丁度好い。
道元と言う人は唯の坊さんと思っていたら、えらい高貴の出自だった。知らなかった。
前編を読んだばかりだから、日本での修行に限界を感じて宋に渡ったところだ。
そこで修行をつんで日本に帰ろうとするところまでだったから、永平寺は出てこないが
まあいい。後編を読む時に先に永平寺を知っておいたら、又それなりの感興があるだろう。
道元を読んでいると、ひたすら座禅を組んでとことん修行した人らしい。
後世の人達はどうだろう。ちゃんと修行してるのかな?
そんな事は多分、通りすがりに見ただけではわからない。
山門が近づいた。あちこちの土産物屋から呼び込みがある。
「駐車場が無料だよ」と言うのだ。
「何か買わんとあかんのやろ?」、「買ってくれたらうれしいけど」
こういう事にどれだけプレッシャーを感じるかということだ。
中国の人達は、かならず何か土産物を買うからまあええか。
永平寺は巨大なお寺だ。山の斜面にある建物をそれぞれ回廊で結ばれている。
厳しい寒さと積雪から修行僧を守るためなんだろうか全てが建物の中だ。
比叡山の修行とか中国の五台山の修行をなんとなく想像していたのでちょっと
違っていた。
永平寺は厳しい修行の寺と聞いた事があるので、外からはわからない苦行があるのだろう。
冬に来ないと似合わないところだなと感じた。

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