雪の新潟紀行、北越秋山郷を尋ねる旅ー05、トンネルの中の駅。

トンネルの中の駅。
さて、浦佐から上越線の在来線に乗って六日町に向かう。
あたりは一面の雪世界だ。

やった、だんだん本格的になってきた。

見た通り外は寒いけど中は暖かい。ぬくぬくと物見遊山の旅である。
六日町の駅に着いたら階段を登って、ほくほく線の乗り場に向かう。
ここからはほくほく線という第3セクタの電車で十日町に向かうのだ。
今回十日町への行き方はとてもややこしかった。長岡から越後川口まで行って、そこから
飯山線経由で行く方法とこのほくほく線を使う2つの選択肢があって後の方が若干
料金が安いけど本数が極端に少ない。そんなややこしい状況を大阪あたりJRのみどりの窓口に
行ってもわからへんから結構苦労した。
事情がわかってみればやることはホームで乗り換えるだけ。

ほくほく線は階段をのぼってあっちの方へ行く。
もしかしたら東京から来る友人たちともここで合流できるんではないかと思いつつ階段を降りると
電車が待っている。
わしらの電車は10分近く遅れたんやけど幸いまだ発車時間に余裕があった。こんなとこで置いていかれたら
次の電車まで相当待たんとあかんことになる。

電車に乗ったら、今回はほとんど2両編成やったけど、念のために前の方まで探しに行ったら
案の定、2人座ってはった。
これで合流成功だ。
ほくほく線がスタートする。

順調に走る。田畑や山の中を走る。雪の中を走る。

しばらくするとトンネルに入った。
しばらくすると長いなあって感じる。
しばらくするとどんだけ長いんや? いったいいつ終わる? って感じる。
しばらくすると止まった。
トンネルの真ん中で?
真っ暗やんか。よう見たら駅がある。薄暗い照明の中で駅舎みたいなのが見える。
降りる人もいてる。
こんな暗い中で怖くないんやろか? 見てる方が不安になる。
しばらくすると電車が動き出した。
後で調べたらここは有名なトンネル内の駅の一つやった。
美佐島駅というらしい。

トンネルの真っ只中で降りて、乗客はどうするんやって思ったら、階段があって地上につながってる
らしい。地上ではちゃんとした駅舎があって普通の駅みたいに出入りするらしい。
こんなとこ、鉄ちゃんの聖地なんやろなあって思う。
最初からわかってたらここで降りてみるという選択肢もあったかもしれん。
面白いなあ。
ここは特急通過路線でもあって、その時は轟音がするのだそうだ。
わざわざそれを聞く体験のためにここに来はる人もいるのだそうだ。
えらいご苦労なことですなあ。
てなことでわしらは十日町についた。

美佐島駅。

十日町駅。

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ありがとうございました。